紫のカップと白いお目目 | あとりえまかろん まかろんのへや

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ちいさな家族、まかろんとの日々をたいせつに紡いでいきたい‥ちいさな歩幅でゆっくりふたり歩いていきます。
つないだ手、いつもいつまでもはなすことなく‥



ママの日のお洋服

えっ!?
ヨレッてるとか、着くたびれしてる、とか
いわないでね

ママがえらんでくれたお洋服



そう‥きのうきょうはママの日


なんかいめかな



カレンダーのよめないボクには

なんかいめとか、かぞえらんないけど



ママがえらんでくれたお洋服を着て






ボクのはじめて?くらいのおリボンつけて



いつものとおり



ねえねのそばで



ねえねをまもって!すごしています



それがボクとママの、あの西日のじかんのお約束



きのう、六月九日のお茶じかん



紫のカップにはアイスティ

水色のカップにはあたたかなブラックティ


母は、真冬でも、アイスティ、だから




紫のカップは
母に渡せなかったままのプレゼント

お友達のご主人へのお祝いに選んだカップが
とっても気にいって
母にも、とオーダー
とはいえ、母の紫の年はうんとうんとうんと先
だけど、紫の年がくるまでおだやかに暮らせますように
そんなおもいをこめた

でも、あまりにとうとつな旅立ちで
渡せないまま

それでも
ちいさなふわふわ、は‥紫の歳をこえた
いつのまにか、紫は、あなたの色になった

  🐾ママのためのカップは
    ボクのカップになりました🐾

あなたにも
喜寿はこない米寿もこない、ことになり
紫色は永遠にあなたの色


あなたの色の紫と

あなたの色の水色



‥星花火とともに‥



この日のおともは

母の娘時代の紫陽花リングと



蜂さんピアス


母のお気にいりのオパールリング

大叔母からのもの、を

ピアスにリメイク




あのとつぜんの旅立ちから十三年



あなたがいてくれたから、こその、十三年



この日のドレスは
ふるいもの

母とえらんだ一枚



宝物のお洋服


おリボンかたっぽは、お空のマフィちゃん🐾の形見



このお洋服



かすかにママのにおいがのこってる

そんなきがするよ



薔薇グランオマージュ


母に、おおきなオマージュを


そして

白い薔薇の花言葉どおり

  約束をまもる


まもりきれなかったけど
まもる



まもりなおしたい
むりでもかなわなくとも
そのためにあるきたい


ことしのこの二日間は、すこしおちつかない
なので
ご馳走もたべにいかないし、お取り寄せもなし
お出かけもなし

お茶だけ



いろんな‥いろんな‥この日のすごしたかた
をしてきた
いつも毎年、かなりとくべつ、にすごした
十三年の三分の一、くらいは
南の島ですごした

おととしからは、なんか
いろんなことがふっとんだままだけど
たいせつな日、であることにかわりはない




さっちゃんはうさぎさん

ママはカメさん

ぴょんぴょん駆けまわるうさぎさん

どんなにノソノソでも、ちゃんとカメはうしろをついてくからね

うしろにちゃんといるからね


昔からの母の口癖



いま、うさぎは、カメさんです

ちいさな、わんこ王子の歩幅にあわせて

ゆっくり歩くことをおぼえ


二年まえからは、さらにノソノソ



ちいさな王子の一年めの記念日につくったカード


「こんな日だまりのような時がつづきますように」


そんな時はつづかず

あっというまに母は白い鳥になってしまったけれど



ふたりはいまも



くっつきむしで歩きつづけています

あの日からも‥‥‥


つぶらな瞳

みつめる瞳

かけがえない瞳


  ねえねの心を映す鏡

いつまでもかわらない



でもすこおし

‥いえ‥しっかり

白い瞳


歳をかさねて「うしなう」もの

そのかわり「える」もの


ちいさな茶色のふわふわは

母との「さいごの約束」どおり

十数年りっぱに‥おしごとをしてきました

こちらの世界はしあわせ

そう、ねえねにおもわせてくれました


母をおくった、とつぜんの夜

こちらの世界から色も音もにおいもきえた‥気がした

それでも、腕のなかのぬくもりと重み、だけは

たしかなもの、だった


そうして

ちいさなふわふわ‥は

こちらの世界の、色や音、におい、を

ねえねに、とりもどしてくれました


こんなに白い目は、ねえねに色を取り戻すため

まるきりきこえない耳は、ねえねに音をとりもどすため


うすくなったお鼻‥落ちた好物をみつけきらないお鼻は‥

ねえねににおいを取り戻すため


だからこんどは

ねえねのばん


あなたの耳はきこえないから

ねえねがあなたの耳になる

あなたの目がみえなくなったら

ねえねがあなたの目になる

あなたの鼻がなんにもかんじなくなったら

ねえねがあなたの鼻になる

あなたの手足がうごかなくなったら

ねえねがあなたの手になり足になる


そうきめて暮らしてきていた

  母の足になるときめたように


あの日からは、けれど


ねえねは

あなたの目になり耳になり鼻になり

手足に


なれなくなってしまった

でも


もいちど、なりたいとねがう

なるすべはないのかと祈る


   とりもどせますように




このブックボトルはまだあけられないまま

あのとき、ふしぎなタイミングで

空にむかったばかりの母に届いたボトル

母のお気にいり


いつか

かなしみが光りにかわるとき

あけようときめてきた


母のかなしみが

母へのかなしみが

光にようやくかわりかけたとき


永遠のぜつぼう、くい、くやしさ


かなしみはいつか光にかわる

‥きっと

でも

ぜつぼうもくいもくやしさも

光にはかわらない、きがしています


三年まえの母の日に綴ったことば


 母が空へと逝った かなしみ なのではなく

 母を逝かせてしまった かなしみ‥だから

 なかなか光にはかわらないのかもしれません


 それでも、まかろんのおかげで

 こちらの世界が愛おしいとおもえています


 母がみられなかったぶん

 空をみて、しあわせだなあとおもい

 花や草や樹をみて、しあわせだなあとおもい

 海をみて

 波をかんじて

 風をかんじて

 光をかんじて


 しあわせだなあとおもっています


 いまでも涙が枯れることはないけれど

 こちらの世界は美しくて愛おしい

 そうおもっています

 色も音もにおいも、あざやかです


 かなしみがきえることはなくとも

 かなしみと手をつないで

 なかよく折りあって

 暮らしています


 これが、さっちゃんの十年です


       ママへ


 そして


 これが、ボク、まかろんの

 一生懸命の十年です

 ねえねとの十年です


       ママへ


 どうかボクをほめてやってね♡

 あ、、ぜったい、まだまだ

 そちらへはよばないで!!

 撫で撫では、エアーでよいからねっ❤︎


このことばから三年

このボトルをあけられることはないかもしれません


きのうきょう

日付けのかわるころ

白い鳥になった母


あの冬、モルディブの真っ白な浜辺での

母のひとこと

 ママは、あちらへいったら

 白いイルカ、か、白い鳥になるからね


とうとつに、あまりに不条理に

歩く、動く、という自由をなくした母

感覚もなくした母


自由に、大空を

大海原を

とびまわっているのでしょうか


いまのふたりのこと

みているのでしょうか


あなたにたいしても

あたまをあげて歩ける道をえらびます




毎夜、グラスをかたむけるとき 

母と毎晩、お気にいりをグラスにいれ

ふたり、たわいない話をしていたことをおもう


   ♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝ ♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝ ♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝



とくべつなごちそうはない日になったけど


カフェさんからのランチお持ちかえり



ビタミンいっぱいの豚さん



大好きな玉子キッシュ


それにね



ママの好きなムール貝や海老さん



生ハムまでそっと添えてくださっていた



スープもおいしかったなぁ

とくべつではなくとも、これが



ママの日のごちそう❤︎

  ♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝まかろん♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝

 🐾母からのさいごの最幸のおくりもの🐾


早朝の小雨のなか、おいてきた、



お塩くんは強い雨でながれたけれど



雨のなか

いっしょに手をあわせてくれたお友達にありがとう

マカロンもお線香も蝋燭も用意してくれた


にしても、まかちゃんプンスカ(⑉・̆-・̆⑉)

雨だからって、可愛いレインコートとかカッパとか着せてくれないで(←持ってない)

ナイロン袋よっ!!

お友達が傘をさしかけてくれたからいけどっ

ほんっと!ブラックねえね (¬_¬ 



ひと月、この場所に残ってくれていた、先月のお線香は、これで代替わり

おつかれさま



母の日で

毎月のふたりの日

すこしだけとくべつな日


ps.

海のむこう〜カナダからのてがみ
きょうのてがみ


心におっきな虹の橋をかけて


母のみえない はじめての

ねえね誕生日にもらったことば



ふたりはいつも

こころにちいさな虹の橋をかけたいとおもいながら暮らしてきた


おっきくなくともよい

ふたりがちょうど渡れるくらいの幅

ちいさな虹の橋


いまもそれをねがってる