おはよ
ボクの樹‥まかろん桜
朝日のなか
御門をくぐったら
ボクのお気にいりのベンチのひとつ
どの樹々も齢をかさねた風格
そばでは、花嫁さんが前撮りされてた
あの、ボクの「低い樹」といっしょに
まだかなあ‥
花のむこうからくるひとを待ってるの
このベンチでひと休みしたら
花のトンネルをぬけて
ボクたちの樹へ
満開はまだこれから
むかし、こちらがお城の見学コースの出口
そして
入り口‥登城口のよこが、ねえね桜
こちらもまだ、これから花ざかりへ
はやく咲いた花も、あとの花を待ってる
この二本の樹
母桜のほうがお年上だったからか
いつもかなり早く咲いていた
「ママはあなたよりうんと年上だもの」
そう母は笑った
いま、ねえね桜とママ桜は似たような頃に咲く
ばかりか、そのあいだにある、
まかろん桜もことしは、おなじくらいのペース
まかろんが、どんどんねえねを追い抜いて、おじーちゃんになったように
桜も?なのかな
このママ桜とねえね桜のように
母と娘もいつか、しだいに、二人のおばぁちゃんになる
そんなころまで、二人いっしょにいたかったなあ
二人のおばあちゃんが、桜の下に座って
なかよく桜をみあげてる
そんなふうに母と歳をかさねてみたかった
でもね
いま、ちいさなおじぃちゃんと、いっしょ
桜の下に座って
桜をみあげてる
おじぃちゃんは、あんまり桜に興味ないようだけど
そばにいてくれる
ねえねがもすこし、おばぁちゃんになるまで
可愛いおじぃちゃん、そばにいてくれないかなあ
この、まかろん桜の真むかいのベンチもお気にいり
ここで、ボクの桜、ママの桜、ねえねの桜をみながら
ゆっくり
そうしてるうちに
朝のお掃除がはじまる
十四年まえ、この樹のしたで
ボクのはじめてのお花見
シャンパンのボトルをぺろりん
のあとは、コルクばかりかじって
「のんだくれはだれに似たのかしら?」
と、ママが大笑い
ハトさんばかりおっかけて
ねえねは、そんなボクをひたすらおっかけて
花見じゃなく鳩見だねぇ、って( ´艸`)
降るような花がクスクス
そんなボクたちをみて笑ってた
日だまりのじかん
ボクがぺろりんしたシャンパンは
「まかろんのシャンパン」ってことに♪
ことしもあけようね
ことし
十四回めのボクの春
























