においのご馳走&うさぎかめ | あとりえまかろん まかろんのへや

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ちいさな家族、まかろんとの日々をたいせつに紡いでいきたい‥ちいさな歩幅でゆっくりふたり歩いていきます。
つないだ手、いつもいつまでもはなすことなく‥



星花火‥


母のさいごの旅だちをともにしてくれた花



十年まえのあのころ、この額紫陽花にであって

その姿と

まかろん水色の色あいと


そうして

星花火‥という名前

お星さまと花火が大好き〜母も娘も


すべて、大好きのお気にいり、になった


母が、おもいがけなく

その姿をけそうとするとき

この紫陽花のことが心によぎった


お花屋さんに連絡

ありったけの星花火をあつめてください


もうシーズンおわりの市場で

もじどおり、ありったけの星花火をかきあつめてくださって

母のさいごの枕辺に届けてくださった


星花火と、ほかのかたからの蘭の花で埋めつくされた、母の枕辺は

なんだか、南国チックで、すこしわらえた


そうして



ママは空へとのぼってゆきました




いまはもう

ほとんど花市場では手にはいらないけれど

(紫陽花の世界にも流行があるので)



庭の星花火たちは

ことしもやさしくわらってる




ベランダの星花火たちは

ことしはお花おやすみ、らしい

それでも、綺麗な葉っぱが元気なのがうれしい



お香を薫きました



あちらの世界のひとたちのご馳走は、匂いと煙り

なのだとか


だから、お線香を薫くのだとか



七夕香



夢であえますように



打敷やお香道具のつつみは、どれも
母の着物のはぎれ

打敷は母のいちばんお気にいりの漆箔
白から薄紅、黒へと染め直しつづけて身にまとっていたもの


ほとんどは、プロのかたに仕立てていただいたけれど



火道具いれ、だけは
母が縫ってくれた

お裁縫なんかすごくキライなのに‥

母の手‥がのこってる

お香‥母がみつけてくれたお稽古

母と娘ふたりが好きな小説
たまたま、お稽古先の先生は、その小説のモデルのかたの愛弟子でした

‥もうずっとずっと
お稽古をはなれてしまって、ひさしい
母がたおれてからは、お稽古もなかなか
というか、そんな気になれず

母が空へととんでいってからは
形見の坊やをお留守番させられず‥というか
このちいさなふわふわと離れることが、ねえねに!たえられなくなった^^;

それでも、やさしいお友達が届けてくれた、香木で
おぼろげにあやしいお点前で
母に匂いのご馳走を

ボクはねえねとお揃いの浴衣です🐾

そうして




こちらの世界のご馳走




お茶じかん
  2022.6.10


お空へ駆けていったニコちゃんと
いまはひとりでふたりぶん、がんばってる、くうちゃん
そんなふたりからの



やさしいお菓子

しあわせ味がしたよ

そんな夜は、、さて


こんな日本酒たち

日本酒は、ワインとちがう
「おいておく」ものではないのに
2012に「彼の地」へいった母のお酒
あのとき、何十本と手元においた
酒蔵さんからしたら、「もうそんなの飲まないで」とおっしゃるかもですが
やはり

ねえねは、この日はこれを飲みたいのです
らいねんも、そのつぎも、ずうっと

そして、ことしのニューフェース
「うさぎと亀のお酒」
   =母と娘のお酒


「うさぎと亀」のものがたり


母は元気なとき

いつも


自分を「うさぎと亀」の、亀、になぞらえていた

あちらこちら、世界じゅう?

ぴょんぴょん走りまわる娘は、うさぎ


そうして口癖


さっちゃんがどんなにぴょんぴょんしても

ママはゆっくりしっかり後をついてくから

ちゃんと後ろにいるから


そんな母は

「うさぎと亀」の物語のとおり

さいごは、あっというまに

うさぎ、を追い抜いて

あちらのゴールへと駆けていってしまいました


おいてけぼり、の、うさぎは

どしたらいいのかわからないけれど


いまは

茶色いふわふわの背中にのって

いつか、いつか、うんととおい先

亀、にまたあえるまで

ゆっくり歩いていきます


茶色いふわふわの歩幅で



あ❤︎

亀にあえるのは。。。


うんとうんと先でよい



こちらの世界

美しい世界


を、、家族みんなのぶん

たくさんたくさん

うけとめて


から


でよい


ちなみに‥どちらも、たわいない、子どもっぽい

 でも

不自由になってからの母がだいじにしていた、「おにんぎょう」たち




まかろんが家族になったとき

こんな葉書をつくった



「こんな 日だまりのような 時」は
三年しかつづかなかったけれど
あれは、かみさまからとくべつに贈られた時間

いえ
母がとつぜん不自由になってからの五年
それこそが
かみさまからのとくべつな贈りものなのだと

母は、泣きかなしみながら
それでも娘のそばにいてくれて
ちいさなふわふわ、を、娘にのこしてくれた

あの五年がなく
あの夜、もしも、母が旅立っていたら
娘は、それこそ、たちなおれなかったかもしれない


いまもしょっちゅう

家族の夢をみる

みんなに置いてけぼり、にされる夢


ま、、

たしかに置いてけぼり、だもんなぁ

そんなとき、なぜか、ふしぎに

坊やはでてこない


置いてけぼり、にされて

メソメソ気分で目がさめて

そしたら


目の前に、茶色のふわふわのお尻がある


ほっとする

ほんとうに‥ほっとする


置いてけぼり、でよかった


どちらが幸せ、なのか、はわからないけど

‥こちらか、あちらか、、

それでも
ねえねは、まちがいなく、いま

まかろんと幸せ


掌のなかの青い鳥


きょう、6.11

   ちいさなふわふわとふたり


  母を煙にして空へとおくった日