いい匂いの海 | あとりえまかろん まかろんのへや

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ちいさな家族、まかろんとの日々をたいせつに紡いでいきたい‥ちいさな歩幅でゆっくりふたり歩いていきます。
つないだ手、いつもいつまでもはなすことなく‥




いい匂い〜の海



雪どけのせせらぎの匂い〜の海




早春のひだまり



ちょっとかくれんぼ🐾



エヘッ♪



すぐみつかっちゃうけどね


萌葱色の風がながれる



春のささやきをのせて



そんな、ささやきに耳をかたむける



いつのまにか



春めいてきた冬

‥ではなく


たとえ、寒くても冷えても

春の寒の戻り

‥といわれるようになっていた



この日は風がつよかったけれど



日ざしはぽかぽか



やわらかな土のしめり、を

ちいさなあんよの下にかんじながら



花たちのささやきをきいていた



雪どけ水のような清冽な匂いにまじって



みあげると



馥郁とした匂いが



花の笑みとともに



こぼれおちてくる



春の笑い声がしだいに大きくはっきりきこえてくる季節




ボクには、はじめての場所

ねえねには、懐かしい場所


浅き春萌ゆる場所



ここからは



ひろい海をみおろせる



水仙と梅の咲きこぼれる場所のすぐとなりは




波が打ち寄せる浜辺をみおろしながら



桜の樹々がぎっしりと覆う斜面

こちらも、昔からの桜の名所


元気な父や母と、なんどこの場所を訪れたことだろうか

海をみおろし
花をみあげ

花ごしの空をあおいだ

お弁当を食べて
深呼吸をした

あれから、もう二十年ちかくなるのだろうか

気にかかりつつ
そうして
この場所のまんまえの道は、ときおり、車を走らせつつ
この場所にはなかなか、立ち寄る気持ちになれないまま、時だけがすぎてきた

ようやく
ちいさな坊やと、はじめてふたりで
足跡をきざんだ

いつか‥
また、ここで、桜の花をみあげる日もあるのだろうか‥
ちいさな坊やを腕のなかにいだきながら
父や母との時間にそっと、手をあわせる日もあるのだろうか‥




海も‥空も‥

かわらない


おそらく、花も‥


老桜になっても

ねえねの目にはきっと、かわらない



ボクはダンボちゃん!



風さんなんかに負けないよ



しっかり足をふんばって



ねえねのそばに、きっといる

ボクはねえねのナイト、ですから


♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝まかろん♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝