光も色もあふれてる
そんな初夏のひと日
樹々のきもちよいにおいと
いのちいっぱいの光を
からだいっぱいたくわえて
ボクは干したてのお布団みたいに
ふくふくだよぉ
ご近所のジャスミンが咲きはじめ
あたりは甘い匂い
すっかり季節がうつろったのだなあ
ボクもすこおし衣替え
似合う?
夏のおニューのワンピ♪
レースが軽やかでしょ
夏の笑顔のおもいで
たくさんつくりたいなあ
そしてね
きのうのブラウスワンピも、このワンピも
やさしい仕立て
ボク、もうおじーちゃんでしょ
あんよもよくないから
トイレですぐにお洋服をよごしてしまうの
そんなボクのために
前丈はできるだけ短く‥
ほら、これなら安心
おじーちゃんボクだけど
いつまでも王子さまでいられるよ
そんな初夏の日
ご飯はいただきもの
名残りの筍ご飯
ボクもいただける、薄味U^ェ^U
ふたりで春をお見送り
器はこれもお気にいりの作家さんのもの
母の好きな薊が描かれていて
作家さんの甥ごさんに譲っていただいた
なかの組み込み小皿には、桜の花びら
そっと春がかくれてる
表には、薊のほかに秋草たちが
三日月のした
春夏秋冬‥
春も秋も
夏も冬も
どの季節も愛おしい
このところ、お城もお休み
あたりはしずかだけれど
光も色も
いのちも
いちばん賑やかにさんざめく季

ps.
このジャスミンもみおさめかもしれない
しばらくまえ‥この家の主がお空のむこうへ
お一人暮らしとはしらなかったけれど、
この春も丁寧に植木を剪定されてるお姿をみかけた
言葉をかわしたこともなく
あのときは、そっと背中ごしに
いつも綺麗なお花をおすそ分けしてくださってありがとうございます
そう呟いた
〜夏になると、このお宅の塀ぎわには
フェイジョアもみごとに咲いて楽しませてくれるので
あのとき、勇気をだして実際にお礼を言えばよかった‥‥
いまは、そっと手をあわせ
お礼の言葉をだきしめながら
朝夕、この花の前をとおる
あるじなき花はすこし寂しげで
それでも、ご主人を悼むかのように
やさしく揺れてる






















