おっきな、みごとな夕日
六月六年
‥なんだ‥
先月、母の日
母のアルバムあけて
‥なんだ‥
先月、母の日
母のアルバムあけて
母と ちいさなワンコが、飛び出してきた
母の、「チビちゃん」
「チビちゃん」なのに、あっというまに、すごくおっきくなって
近所の子供たちに、「チビじゃない!オビだろっ!」と、からかわれてたらしい∩^ω^∩
母は、娘が〜ねえねがちいさな頃からしょっちゅう、チビちゃんのこと、愛おしそうに繰り返し口にしてた
だから、突然、不自由になって、生きてることを哀しんでばかりになったとき
ワンコ苦手、生き物絶対ニガテな娘は、ワンコを母のお膝にのせることを、おもいついた
娘には、必死の決断^^
ワンコと暮らすなんて!ありえないっ!
けどね(⌒-⌒; )
母も、チビとの別れのせいで、昔から、もう二度と「犬は飼わない」そう、いつも繰り返してた
んだけどね(⌒-⌒; )
→それが、まかろんとの出逢い
そんなまかろんは
母娘にとって、かけがえない宝物になった
そして、母から さいごの最高の、娘への贈り物になった
ことしの母の日‥
ふと、はじめて‥
チビと虹の橋のことをおもった
はじめて、母とチビの、虹の橋のことを、おもった
あ、ママは、大好きなチビのところへいったんだ
いまは、大好きなチビと遊んでるんだ
そんなことを、はじめて おもった
チビが虹の橋を渡ってから、
何十年という、そんな、長い長い時間
ねえねには、あったこともない、チビ
ねえねより、はるかに大昔に、たくさんの長い時間を、母と過ごした、チビ
美味しい牛肉を、ふわふわの食パンでくるんだのしか食べなかった、偏食チビ
かなりおっきいサイズになったのに、母に抱っこやおんぶが、なにより好きだったチビ
とっても甘えたで、困ったちゃんのチビ
チビは、ママのこと、
待っててくれたかなあ
覚えててくれたかなあ
ふたりは、逢えたかなあ
きっとね
可愛い女の子だった母は、突然の病気で髪も真っ白、「おばあちゃん」だったかもだけど
かわらない
チビに頬ずりした すべすべお肌も、チビと走って風になびいた やわらかな髪の毛も、チビを撫で撫でした やさしい真っ白な手も
チビとの時間の おっきな笑顔も
さいごまで、かわらなかった
まかろんが、我が家にきたとき
母は、ほんとは、「チビ」って名前をつけたがった
でも、母の「チビ」は、あの「チビ」だけ
「まかろん」は、「まかろん」で、よかったのだとおもう
まあ、まかろんは、ほんとにおチビだけどね(笑)
ふと、はじめて‥
チビと虹の橋のことをおもった
はじめて、母とチビの、虹の橋のことを、おもった
あ、ママは、大好きなチビのところへいったんだ
いまは、大好きなチビと遊んでるんだ
そんなことを、はじめて おもった
チビが虹の橋を渡ってから、
何十年という、そんな、長い長い時間
ねえねには、あったこともない、チビ
ねえねより、はるかに大昔に、たくさんの長い時間を、母と過ごした、チビ
美味しい牛肉を、ふわふわの食パンでくるんだのしか食べなかった、偏食チビ
かなりおっきいサイズになったのに、母に抱っこやおんぶが、なにより好きだったチビ
とっても甘えたで、困ったちゃんのチビ
チビは、ママのこと、
待っててくれたかなあ
覚えててくれたかなあ
ふたりは、逢えたかなあ
きっとね
可愛い女の子だった母は、突然の病気で髪も真っ白、「おばあちゃん」だったかもだけど
かわらない
チビに頬ずりした すべすべお肌も、チビと走って風になびいた やわらかな髪の毛も、チビを撫で撫でした やさしい真っ白な手も
チビとの時間の おっきな笑顔も
さいごまで、かわらなかった
まかろんが、我が家にきたとき
母は、ほんとは、「チビ」って名前をつけたがった
でも、母の「チビ」は、あの「チビ」だけ
「まかろん」は、「まかろん」で、よかったのだとおもう
まあ、まかろんは、ほんとにおチビだけどね(笑)
そして、まかろんがいつか虹の橋を渡るとき、母と二人で一緒に見送るのだと
一緒に泣くのだとおもってた
でも、まかろんと母をおくることになった
一緒に泣くのだとおもってた
でも、まかろんと母をおくることになった
あの、さいごの西日の時間
「はやく退院して、まかろんに浴衣着せて、浴衣祭り行こうね」
そう言いながら差し出した、ねえねの約束の小指を、ギューって握りながら
ただ、「まかろーん!まかろーん!」と、
まかろんの名前だけを、繰り返し呼んだ
???
「まかろん?大丈夫だよ!お留守番してるよ!帰ったらご飯食べさせるからね♡」
そんなこと言う娘に
吸引で苦しいはずなのに
おっきなおっきな、それは、やさしいやさしい、輝く笑顔で
西日にとけそうな笑顔で
にっこり笑って
おっきなおっきな、それは、やさしいやさしい、輝く笑顔で
西日にとけそうな笑顔で
にっこり笑って
「さっちゃん、あなたは、ほんとうにやさしい子」
「また明日ね」と、手を振ってくれた
それが、さいごの言葉
さいごの笑顔
さいごの時間
さいごだなんて、わかりもしなかった娘と、
たぶん、さいごとわかってたのかも?の母と
ただ、帰り道、見事な初夏の夕暮れのなか
ふと、ぞっとした
ブラックホールのような寒気がした
それを打ち消そうと、母の退院祝いをあらかじめ、手配した
その数時間後
まかろんと駆けつけたとき
バイタルの緑の波波は、永遠にまっすぐで
どうしても、まっすぐで。
ピッピッピッのはずの音は
ビーーーーッッ
ただ、ただ、いつまでも、なり続けてた。
何時間祈っても、戻らなかった。
どうしても、戻らなかった。
無我夢中で、まかろん抱きしめてかけつけて
まかろんが、ほんとはNGなことも、まったく頭になかった
ただ、夜明けまで、凍るような廊下で、まかろんのぬくもりと重みだけを、感じてた
そんな時間
昨日と今日
日付けがかわる頃
母の六回めの命日
仏教なら、七回忌
やっぱり、法事もなにもしないけど
空のした
風のなか
まかろん抱きしめてる
ここ二、三年で、ようやく
この日を我が家ですごせるようになった
それでも、あのとき用意した退院祝いの、稀少コニャックは、まだ開けられない
「また明日ね」と、手を振ってくれた
それが、さいごの言葉
さいごの笑顔
さいごの時間
さいごだなんて、わかりもしなかった娘と、
たぶん、さいごとわかってたのかも?の母と
ただ、帰り道、見事な初夏の夕暮れのなか
ふと、ぞっとした
ブラックホールのような寒気がした
それを打ち消そうと、母の退院祝いをあらかじめ、手配した
その数時間後
まかろんと駆けつけたとき
バイタルの緑の波波は、永遠にまっすぐで
どうしても、まっすぐで。
ピッピッピッのはずの音は
ビーーーーッッ
ただ、ただ、いつまでも、なり続けてた。
何時間祈っても、戻らなかった。
どうしても、戻らなかった。
無我夢中で、まかろん抱きしめてかけつけて
まかろんが、ほんとはNGなことも、まったく頭になかった
ただ、夜明けまで、凍るような廊下で、まかろんのぬくもりと重みだけを、感じてた
そんな時間
昨日と今日
日付けがかわる頃
母の六回めの命日
仏教なら、七回忌
やっぱり、法事もなにもしないけど
空のした
風のなか
まかろん抱きしめてる
ここ二、三年で、ようやく
この日を我が家ですごせるようになった
それでも、あのとき用意した退院祝いの、稀少コニャックは、まだ開けられない
販売中止になって久しいのに、あの翌日さっそく、みつかりましたのご連絡
そのときもう、母は旅立ってた
そのときもう、母は旅立ってた
ブランデー =eau de vie =命の水
いつか、これを開けられる時、哀しみは光にかわるのだと
あのおだやかで、それでいて荘厳な夕日がポトリと落ちたとき
母の命もおわったのだとおもう
母は、ギリギリさいごの瞬間まで、素晴らしい、いえ、心底やさしい「お母さん」そのものでした
身びいき、娘バカだけど
素晴らしい母でした
あのみごとな夕日のような、みごとな母のさいごでした
だから、娘は、どんなにかなしくてつらくても
こちらの世界が大好きです
こちらの世界が、愛おしいとおもいます
ちゃんとこちらの世界を全うしたいとおもいます
もう、あれから六年
まだ、あれから六年
車椅子の母との時間より
母のいない時間の方が長くなった
チビちゃん、ママをよろしくね
ひいおばあちゃん、ひいおじいちゃん、ママをよろしくね
まかろんは元気だよ
ねえねも元気だよ
‥‥また‥明日ね‥‥
‥‥また‥‥また‥‥‥‥
母のいない時間の方が長くなった
チビちゃん、ママをよろしくね
ひいおばあちゃん、ひいおじいちゃん、ママをよろしくね
まかろんは元気だよ
ねえねも元気だよ
‥‥また‥明日ね‥‥
‥‥また‥‥また‥‥‥‥
夢で逢えたら
2012.6.9 & 10
2012.6.9 & 10
















