母とお伺いしたこともあった
あの階段を、母とのぼった
あの階段を、母とのぼった
そんなにすごく「親しい」ってわけではなかった
地元に帰ったとき、ごくたまに、お勤め先のギャラリーで、10分くらい話すだけ
お茶したこともない、ご飯食べたこともない、電話したことさえない
でも、まかろんねえねのこと、ずうっと、すごく心配してくれた
母が倒れた時も、ほんとうに心配してくれた
自分も、とっても心配な病気 抱えてたのに
で‥
車椅子になった母が退院したとき、降るような夜景をみたいといった
だから、セスナの夜間飛行、予約した
ふと、その友達も一緒にと、誘ってみた
彼女、不思議ね!病気、消えちゃったのよ!
元気になったの!
私も降るような夜景みたい!
と、一緒に行ってくれた
なのに、セスナに乗り込んだとたん、母は、怖くなって、嫌だと
母を叱るような私に、友達は、いいよいいよ、お母さん怖くなったんだから無理しない
帰ろ!って
また、車で二時間かけて帰った
結局、往復 車に四時間乗っただけ
友達は、一緒にいられてよかったよ♡
お母さんと、頑張るんだよ!って
手をギュって握ってくれて、やさしい笑顔で手をふってくれた
それからは、退院したばかりの母と必死の毎日
その友達に会うこともなかった
そして、数カ月後、あの七夕さまの夜
旅立ったと
お別れにお伺いすると、私宛の形見が残されてた
綺麗にラッピングされた、白い ふわふわのクマさん
病気が消えたなんてウソ
残された時間を知ってた
それで、降るような夜景を一緒にと
なのに、いいよ、いいよ、一緒にいられただけでよかったよと
貴重な貴重な残された時間を‥わかってたはずの時間を‥
乗り心地のわるい車で、ムダに4時間、往復しただけ
きっと、体調もしんどかったはず
なのに、道中も、母のことずっと気遣って、いたわってくれて
お別れにお伺いして、はじめて、ご家族のこと、けっこうおっきな子どもさんがあることも知った
つまり、それくらい、「なにも知らない」お付き合い
それでも、深いやさしい お付き合だったのだとおもう
お別れにお伺いして、はじめて、ご家族のこと、けっこうおっきな子どもさんがあることも知った
つまり、それくらい、「なにも知らない」お付き合い
それでも、深いやさしい お付き合だったのだとおもう
あの日、彼女の お見送りから帰った、その足で、病院へ
ピアス‥三つめの穴を開けた
そして、母の指輪をリメイクした、ダイヤを一粒 耳にはめた
やさしい心のこと
ぜったい忘れないと
約束のピアス
「お母さんと頑張るんだよ」
〜いまは、まかろんと
白いクマさんと一緒に添えられてたお写真には
黒いトイプードルちゃん抱っこで、笑顔のお友達
そういえば、当時、ワンコなんて苦手も苦手、さわれもしなかった私のこと
あらあらっ、ワンコ、とっても可愛いのよ♡
って、笑ってたなあ
まかろん抱っこのねえねをみて
また、笑ってるのかもなあ
あらあら、だから言ったでしょ♡
って
時間がつもれば、降りつもるほど
そのやさしさが、しんしんと心に響く
すぐまたねっ♡て、やさしい笑顔で、
手を振ってくれて、それきりになった
そういえば母も、やさしい笑顔で
すぐまた明日ねっ♡て、手を振ってくれて
それが、サヨナラになった
やさしい時間と笑顔の贈り物を
のこしていってくれたひとたち
いつか
まかろんと、夜空を飛ぼうときめてる
降るような夜景をみながら、夜空に手を振ろうと
夜間飛行‥ボルドニュイ‥
白いミンクのクマさん
そんなこと かつてしたことない、いまも、ぜったいしない
そんなまかろんが、唯一、鼻をかじった
あれれ??床に黒いもの→???→クマさんの鼻
まかろんなりに、なにかを感じたのかもしれません
ピンクのお城のした
20周年パーティへ歩きながら
歳月、時間、
おもってた













