よべの月 二十日 | かのんくら=縁側=

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俳句を詠みます。
俳句の種まきもしています。
この頃は介護日記めいています。

◎過去の日記
『http://www.you-blog.jp/blog/kanon15/』

10月4日(旧暦:八月二十日)

 宿酔の三つ四つ朝の酔芙蓉  佳音
 
通勤の途中、こんもりと素敵に茂った酔芙蓉がある。
朝は花をたわわな真白の花が、夜には桃色に変化し
ぽとぽと落ちる。
どなたかの畑の中にあるので、

いつまであるのかわからない。
それよりも花が終われば(たぶん)刈り込まれて、
冬は何もなかったかのようになるが、季節が廻れば
またこんもりに戻るというこの生命力。
来年の今頃も会うことができますように、と祈りつつ
今という一日一日を楽しんでいる。
更待の月はその辺にいるかしらという高さの雲が
なんとなく光を帯びているのでいるらしい。

 酒瓶をすすぐ水音二十日月  佳音 

 



写真がないので息子のFFコラボKFCの箱

 

またあした。