よべの月 十六日 | かのんくら=縁側=

かのんくら=縁側=

俳句を詠みます。
俳句の種まきもしています。
この頃は介護日記めいています。

◎過去の日記
『http://www.you-blog.jp/blog/kanon15/』

9月30日(旧暦:八月十六日)

朝が来た。
混雑を避けて早めに朝食を済ませコテージに戻って
チェックアウトまでさあどうしようとベッドにゴロン
・・・ZZZ
二人とも眠っていた。

 啄木鳥の敲く丸寝の静寂かな  佳音

30日チェックアウト後の予定は、
1.ホテルからホテルのバスで賢島駅まで。
2.賢島駅周辺で昼食。
3.賢島から伊賀神戸駅まで『伊勢志摩ライナー』サロン席。
4.伊賀神戸では釣り人が車で待機乗り込んで
 伊賀鉄道上野市駅へ。(思い荷物は釣り人の車に預ける)
5.上野城薪能鑑賞
6.伊賀鉄道に乗り伊賀神戸に戻る。
7.解散

 

 

 

昼食は魚、わたしはフエフキダイのあら炊き定食
Aちゃんは海鮮丼をゆっくりといただいた後、
黄色い伊勢志摩ライナーのサロン席に座る。
あっという間の鳥羽、あっという間の松阪、
降車駅の伊賀神戸では改札を抜けると
釣り人と車が待っていた。
そのまま上野市駅まで送ってもらい、
伊賀上野城の白鳳門をくぐる。

 


喜多流 枕慈童

 

 

薪能は城の前で上演される。
天気予報は雨、開演を待つ間に持参の傘を
幾度か開くも、いざ開演となると雲が切れた。
観客が城庭を後にする頃には十六夜の月が
夜道を照らしていた。

 明月に張り合ふ太郎冠者のこゑ  佳音

 十六夜や能管の哭く城の庭  佳音

 二八月帰りたくない旅鞄  佳音

 



 

 

またあした。