「串の家」を後にして、理沙(仮名)が行きたがっていた店に向かった。
そこは、一軒目の店が入っている店と同じビルだった。
ビルの名前は「夜光城ビル」
ガラリと引き戸を開け、店員に向かって指を2本立てて二人だと告げる。
運よく、空いていたカウンター席に通された。
閉店時間の24:00まで約1時間。
居酒屋以上割烹未満を謳っている店。
何の天婦羅だっただろうか?
そして、理沙(仮名)が目当てにしていた一品「本マグロのかぶと肉のネギマ」
そして、二合目の日本酒を嗜んでいる頃、店員が閉店の時間を告げに来た。
時間とは残酷なものだ。
楽しい時間は、儚くも瞬く間に過ぎていく。
あの日の理沙(仮名)は、今頃どうしているだろうか。
そんな事を考えながら、日付が替わったばかりの夜の街を歩いた。
完
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
居酒屋 艶次郎
(居酒屋
/ 新富町駅
、電鉄富山駅・エスタ前駅
、電鉄富山駅
)
夜総合点★★★☆☆ 3.7
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