信貴山真言宗(しぎさんしんごんしゅう)



信貴山真言宗しぎさんしんごんしゅう)は毘沙門天(多聞天)を本尊とする真言宗の宗派の一つで、総本山は朝護孫子寺ちょうごそんしじ、信貴山寺)である。毘沙門天信仰は飛鳥時代にまで遡る。聖徳太子物部守屋(もののべの もりや)討伐の戦勝祈願をしたことに始まる。宗派として独立したのは戦後であるが教義の変更はなかったので、聖徳太子による信貴山寺創建をもって、教義の始まりと考えられる。





歴史

1951年(昭和26年)、3月22日高野山真言宗から独立し信貴山真言宗が発足。翌年9月に認証された。


信貴山真言宗管長歴代

§ 野澤密全(初代管長)

§ 鈴木了道

§ 田中真弘

§ 鈴木凰永

§ 野澤密厳

§ 田中真瑞

§ 鈴木貴晶(現管長)


宗紋

§ 毘沙門亀甲





寺格(順不同)

§ 総本山 朝護孫子寺ちょうごそんしじ、奈良県平群町


§ 大本山 千手院(せんじゅいん)

成福院(じょうふくいん)

玉蔵院(ぎょくぞういん)

 以上はすべて信貴山の山内塔頭


§ 末寺 信貴山奥之院(しぎさんおくのいん、奈良県平群町

毘沙門院(びしゃもんいん、茨城県鹿嶋市

釈迦院(しゃかいん、千葉県千葉市

深山寺(しんざんじ、神奈川県藤沢市

東福寺とうふくじ、大阪市住吉区


§ 別院 円通寺えんつうじ、埼玉県川島町

遠州信貴山えんしゅうしぎさん、静岡県浜松市

千福寺せんふくじ、三重県四日市市

福信院ふくしんいん、三重県飯南町

大窪寺おおくぼじ、大阪府八尾市

高知別院竜王寺こうちべついんりゅうおうじ、高知県南国市

佳福院(かふくいん、兵庫県加古川市