三手先の悪夢 ~ 逆転されない将棋の極意 ~ -2ページ目

三手先の悪夢 ~ 逆転されない将棋の極意 ~

四間飛車、捻り飛車、奇襲、入玉、完封。ドキツイ技の掛け方、序盤の盲点等。極秘性の高い戦術をひっそり公開。

羽生王位 VS 挑戦者藤井九段


さて、王位戦七番勝負二局目ですが、



戦形は、藤井九段の先手盤四間飛車

の出だしから

石田流含みの力戦形」になりました。



<25手目>
羽生2冠の飛車先の歩の交換に
藤井九段は歩を受けずに▲7九金。

羽生2冠の工夫が自ら△8五歩~
更に飛車交換を拒否の△9三桂。


<37手目>
先手から9筋の端歩を交換をしてから
▲6五角の捌きをみて△9二歩~

これに対して、羽生2冠は
△9五歩~△7四歩となり、
お互いに捌き合いになりました。


<45手目>
藤井九段が飛車交換を行い、

羽生2冠が▲6四香~▲7六角~▲7五歩~▲8二歩~

藤井九段は自陣に飛車と香車を打ち、徹底防戦。
羽生2冠の攻めが切れるかどうかの展開となりました。


<85手目>
羽生2冠の△9六角に、
完封を狙う▲8七歩かと思われましたが、
藤井9段は▲8五角から角を消しにきました。

以下、羽生2冠も攻めあいを狙って
▲8六に飛車打ちをしましたが、
と金による攻めが分かりやすく
ハッキリ先手勝ちに。


この将棋は、
「相手に決め手を与えない」
藤井九段らしい将棋だと思いました。


過去の対戦成績が、
羽生34勝、藤井14勝と、
藤井九段が11戦連敗中でしたが、

今回の対局で藤井9段が

見事勝利を収めることに成功!


振り飛車ファンには待望の1局になりました。


これは3局目以降も振り飛車期待出来そうです!

将棋が強くなるためにどうしたら良いか?


という疑問に対し、良くある話に


負けた将棋を検討しよう


という方がいると思うのですが・・・



実は・・・

私自身、これには賛成していません。


負けた将棋を検討する


これはなぜダメなのか?



■一つ目の問題・・・「やる気が起こらないこと」


なぜなら、

将棋で負けた後のやる気が起きない状態で

悔しい思いをしながらの検討では、効率が悪いため」



■2つ目の問題・・・「勝ち方の訓練にならない」


いくら、負けた将棋を検討するということは

負けた自分でいる時間」を長く持つことになるし、



「長時間負けた意識を持つと、

 将棋の負け癖が付いてしまう。


いずれにしても、

将棋で勝つための訓練にはならない。




■3つ目の問題・・・「仮に、負けた将棋を検討して強くなるとしたら?」


「勝率7割を誇っている羽生さんが

負けた将棋を沢山検討していると思うか?


「負けた将棋を検討して強くなるのなら、

負けた回数が多く、検討した回数が多い人が強い


といった矛盾が起こってしまうためです。



何より私自身の今まで将棋を指してきた体感として、



将棋は、「勝てば勝つほど強くなる!


と思っているからです。



つまり・・・


負ける将棋をできるだけ指さないようにし、

 勝てる将棋を数多く指すようにする。」


これが棋力向上には大切だと思います。



とはいっても、


7つの極意のユーザーなら、


負け将棋そのもの激減するので


自然と勝ち癖がついてしまうわけですけど・・・(苦笑)



7つの極意についてこちらから





羽生王位 VS 挑戦者藤井九段


ニュー藤井システムが

見られるかどうか


振り飛車ファンにとっては待望の一戦!!!


戦形は、大方の予想通り


◆1.第一局、「後手盤、角交換振り飛車」

◆2.指しなおし局、「先手盤、四間飛車」


となりました。


<1局目>

先手良しと思われた局面から、

羽生王位が、馬で飛車を追う手で、

まさかの66手目で千日手。


<2局目>

後手盤ながら、△8五歩~と玉頭の位を取り、

△1二香~とあらかじめ角筋を避けた手が項を制したのか


途中までは、

藤井九段も▲4五歩や▲6五歩で位を取って

捌きやすい局面かと思われました。


しかし、最後は端歩の取り込みからと金がキツかったようで

あえなく藤井九段投了。


43手目~▲68角~と後手の攻めを誘った手が

悪かったか、どうか・・という一戦で、


検討でも結局、振り飛車がどこでミスをしたのか

イマイチ分からない1局でした。

それでも、序盤の駒組みは振り飛車大満足。

2局目以降も期待できそうです。