我が家の冬は厳しい。

エアコンは部屋にあるが点けることはまずない。

食事のあいだだけはガスストーブを点けることを、

カッパさんに許される。

私がキッチンに行くと、すぐにカッパさんがストーブを消す。

なのでなかなか席をはずすことが出来ない。

少しでも席を外す場合は「ストーブ消さんといてな」と

釘を刺さないと、スキを見て消されるので気が気じゃない。

食事中、テレビを観ることも禁止だ。

カッパさんはテレビがついているとガン見してしまうので、

食べ物が喉に詰まるか、口の中を噛んでしまうか、

どちらかの惨事が起きるからだ。

バカなのか?と私は思ってしまうのだが、

カッパさんの習性なので仕方ない。

音のない食事はお通夜みたいなので(今どきはお通夜でも賑やかだけども)

FMラジオを流している。それもカッパさんは許諾している。当然だ。



仕事が終わって寝るまでの間、暖房器具はもっぱらコタツだ。

冬の夜はコタツだけで暖を取る。

カッパさんに言わせれば、エアコンなど贅沢!らしい・・・。

部屋の中でも服装は外出着と同じだ。

エスキモー状態だ。

そのコタツも、すぐに消されるので気が気じゃない。

カッパさん、どうか暖房器具をすぐに消すのはやめて。

給湯器の種火もこまめに消すのはやめて。

節約も大事だけど、健康も大事だからね。

優先順位、間違えないようにね。


あとカッパさんは神経質だ。

これはカッパさんの母ちゃんにしこまれた模様。

まず、銭湯や旅行から帰ったらすぐに玄関で裸足になって、

足をタオルで拭くと言うルールを押し付ける。

冬でも、だ。

しかし座敷の飲食店などで靴を脱ぐことがあっても、

家に帰って玄関で靴下を脱ぐことはしない。

おかしくないか?


私が図書館で借りてきた本は、アルコール消毒して、

チラシなどでカバーしないと、カッパさんがキレる。

「ばい菌とか手垢とかですごい汚いねんぞ!」と大騒ぎする。

こう言う大騒ぎはやめて欲しい。

飲食店のメニューのタブレットを触っても平気なくせに

図書館の本は神経質になる。

おかしくないか?


などと、カッパさんの習性が「面倒くさいな~」

と思ってしまう冬の午後である。

なんとなくウツ気味のフクであった。