カッパさんは私とハイキングに行った翌日は
1人で自転車キャサリン号の修理をした。
修理と言ってもキャサリンに悪いところない。
いたって健康。
強いて言えばブレーキレバーを握ると
周囲の人が振り返る程度の恐ろしい悲鳴が鳴り響くぐらいだ。
油差せば直るだろうと私は踏んでいたが
カッパさんは「ブレーキパッドを換える」とか言っている。
どうやら後輪も空気がすぐに抜けるので
チューブを換えると言い出した。
後輪の空気パンパンだけどね。
抜けてないけどね。
まあ何かしらキャサリンをいじりたいのだろう。
後輪のチューブ交換は手に負えなかったらしく、
翌日に持ち越された。
私はその日昼過ぎから1人で出かけ
夕方に帰ってきたが、
自転車は分解されたままだった。
カッパさん曰く
何度組み立ててもうまく行かないらしい。
これで大丈夫!と思っても
タイヤが歪んでいて、またやり直し・・・
などを繰り返したと言う。
そんな武勇伝を30分ほど聞かされた。
でもねカッパさん、
以前も古い自転車の後輪を分解して
「これは素人が手をだすもんちゃう!」と
自分に言い聞かせてたのに、また同じ轍を踏んでいるよ。
やれやれだ。
きっとまた3年後くらいに
キャサリンを分解するんだろうな。
ウザいな・・・。
日暮れ前にようやく修理を終えたカッパさんが
私に走行具合を試せと言う。
私がキャサリンに乗ってその辺を周ってみたが、
なんかブレーキの利きがゆるいし、
後輪の空気圧もイマイチな感じがした。
目を輝かせ「どう?」と聞いてくるカッパさんに
感じたことが正直に言えず、
「うんうんいいんじゃない?」と目をそらしてそそくさと家に入った。
カッパさんが「どう?」と聞くたびに
肯定して目をそらすことが通常モードになっている。
その後カッパさんはしばらく修理の出来栄えを眺めていたが
十分満足した様子で戻ってきた。
それから「後輪はもう二度と手を出さない」と宣言した。
うん前も同じこと言ったよ。
それを半紙に書いて額に入れて飾ってほしい。