私がテレビを観ようとリモコンを操作していると、
カッパさんが来て
「録画予約したい番組があるから、(リモコンを)貸してくれる?」
と言ってきたので、私はカッパさんにリモコンを渡した。
でも、カッパさんは番組を録画するのに非常に時間がかかる。
なぜ、そんなにかかるのかわからない。
1回の操作だけで10分かかる。
リモコンをカッパさんに渡すと当分はこちらに戻ってこない。
私は10分が手持ち無沙汰なので、
台所で用事を済ませようと席を立った。
するとカッパさんの機嫌が悪くなり
「すぐ終わるからっ!!」と怒鳴る。
これはいつものことだ。
私はカッパさんに付き合ってテレビの番組表だけを
10分も見続けるのが苦痛で仕方ない。
普通の人ならパパッとできることがカッパさんにはできないようだ。
もし、組織の中にこんな人がいたら、仕事が滞るか、
他の人の労働が増えるかのどちらかだ。
現在の職場は私と2人きりなので、
私の労働量はハンパない。あきらかに不公平だ。
しかしカッパさんが全く使えないわけではない。
1つの作業に時間をかける分、非常に丁寧だ。
ミスも少ない。
何度も吟味している。
私はスピードに重点を置いて作業をするので、ミスが多い。
そしてよくカッパさんにミスを指摘される。
でもね、でもね、言い訳させて!!
ミスと言っても十分リカバリーできる範囲だ。
沢山の量をこなす分、それは仕方がないと思うのだが、
カッパさんは許さない。
そこが腹が立つ。
そしてケンカだ。
でもね、ふと我に返る。
労働をたくさんしている方が報酬が多いのは当然だ。
カッパさんは2,3か月に1度だけ小遣い1万円を所望する。
それに比べて私はどうだ?
カッパさんの何倍も自分のために使っている。
結構、自由に使っている。
何も言えね・・・。
私が仕事多くて当然なのだ。
そう思うと、仕事をしっかりとやろうと思う。
だけど、またカッパさんにミスを指摘されて私はキレてしまう。
また、ケンカ。
そして我に返る。私の方が報酬多い・・・。
この繰り返しだ。
もう、これでいい。
これが人間なのだ。
カッパと人間との共生は、こんな感じで続けていくしかないのだ。
うまくカッパさんを使いこなしながら、
私の労働を減らし、
そして報酬はそのまま・・・。
なんとかその方向を目指しながら・・・ね。