カッパさんはアスピーなので、

人の気持ちがわからない。

カッパさんにとっての他人は

テロリストかスパイか殺し屋か、はたまた地球外生命体くらい

訳がわからない生き物だ。

自分に危害を加えるものだと認識している。

だから敵か味方の判別は死活問題と捉えている。

カッパさんの敵・味方の判別方法は

愛想よくカッパさんの話を聞いてくれる人(A)が味方で、

愛想は普通で自分の意見をきちんと言う人(B)が敵なのだ。

Aのタイプは「人たらし」が多く、(フクの個人的な見解)

私の中では「食えない奴」に分類される。

Bは正直で素直な人が多い。(フクの個人的な見解)

カッパさんにとって顔の表情が判定の大きな基準で、

笑顔=善人なのだ。

カッパさんの言葉を真摯に受け止め、自分の意見を言わない人が好き。

逆に、自分の意見を言う=反抗的、ケンカを売っている、と捉える。

そのためカッパさんはAのタイプの人には

無条件に心を許す。

無防備に許す。

だから騙される。

そして人間不信になる。

でも、なぜかAタイプの人に対しては心ゆるゆるのままで

Bタイプにのみさらに「騙されてたまるか」と警戒心が強くなる。

(いやアンタAタイプに騙されたんだよ)

月日は流れ、またAのタイプに出会って、心を許し、ひどい目に遭う。

この繰り返しだ。全く学習できてない。

残念な生き物だ。

以前、勉強会で唯一心を許せる人と出会ったらしい。

その人が某セミナーを録画したVHSテープを持っていると

カッパさんに言ってきた。

実際、通信教育を申し込むと10万円近くするものだ。

VHSテープは80本ほどあり、2万円で譲ると相手が言ってきた。

カッパさんは二つ返事で飛びついた。

後日、大きな段ボールが2箱、着払いで届いた。

着払い料金5000円ほど。

中は手垢のついたVHSテープ。

セミナーとは関係ないアンパンマンとかのクレヨンしんちゃんとかのテープも

混じっている。

私が「本当にこれ観て勉強するの?」と聞くと、

カッパさんはうん!と言った。

セミナーのテープは素人が撮影したもので、

ダラダラとした退屈な内容だった。

2万円どころか1円の価値もない様に見えた。

カッパさんは一度チラッと観ただけで、

後は手を触れようとしなかった。

引っ越しした後もしばらく屋根裏に置いてあったが、

邪魔なので私が独断で捨てた。

もうビデオデッキも廃棄したしね。

もちろんカッパは捨てたことを知っている。

さすがにカッパさんがカモられたことは自覚していて、

話題にすることは避けている。

私がそのことに触れないでいることにホッとしている様子。


なんだか悲しいカッパさんなのだ。

残念で仕方ない・・・。

第二章へ続く。