カッパさんのバレンタインデーの悲しいエピソードを披露しよう。

カッパさんは何を隠そうこの地域では有名な老舗の三流高校に通っていた。

カッパさんの高校時代はさんざんだったようだ。


誰もが小学校中学校まではなりゆきで友達を選ぶ。

しかし高校生ともなると自我も成長し、

一緒に居て楽しい友人を選ぶようになる。

そうなるとアスピーのカッパさんは誰も拾ってくれない。

可哀想に・・・。

でも相手の気持ちがわからない奴と誰も付き合ったりしないよね。


そんなカッパさんの高校2年生のVD。

授業もHRも終り、教室は異様な雰囲気になる。

いつもよりみんなダラダラと帰り支度をする。


それでも、男子生徒は後ろ髪を引かれながらも教室を出て行ったのに、

カッパさんは何を期待したのか、しぶとく教室に居座った。

さて教室の隅で2.3人の女子がカッパさんの方をチラチラみながら、

こそこそ話をしている。

『もしかして、僕に・・・』とカッパさんの期待は高まる。

その中の女子が一人カッパさんの方へツカツカとやってきて、

「なぁ、あんた!」

『あ、あんた!?』

「邪魔やねん。帰ってくれへん?」ときつい口調で言われた。

あぁ・・・なんて可哀想なカッパさん。

でもね、でもね、VDの日はねゲスな真似しちゃだめた。

潔く下校するべきだったよ。

カッパさんはそれでもできるだけダラダラと教科書を入れだり出したりして、

長いこと居座ったらしい。

カッパさんはわかっていない。

そんな嫌がらせすれば、女子全員を敵に回すってことをね。

こうやってカッパさんの一年でもっとも最悪な日の幕は閉じた。

その日以来、カッパさんはVDなんかなくなればいい!!と呪い続けた。


それでも・・・今日、カッパさんは妹とお客さんからなんとか2個を死守した。


そして私が自分用に買ってきた「ほうじ茶トリュフ」を、カッパさんは私からのプレゼントだと思い込み、

「フクちゃん、僕に買って来てくれたんだね~」と嬉しそうにのたまった。



「NO!」と言えなかった・・・。

ああ・・・ほうじ茶トリュフ、楽しみにしてたのにな・・・。