カッパさんはすぐにキレる。
でも、それは相手に怒っているのではなく、
相手の予想外の反応に頭がパニックを起こしているようだ。
そうとは知らず、こちらが自分の意見を主張しても、
聞き入れる余裕がない。
さらなるストレスの上積みでパニックがひどくなる。
まず、カッパさんが冷静になるのを待つ。
これは30分で済む場合と2,3時間かかる場合がある。
とりあえず、ギャーギャーわめきたてるのを、
無視するしかないのだ。
冷静になったからと言って、こちらが話を蒸し返すのはNG。
寝た子を起こすことはせず、何もなかったかのように過すのみだ。
カッパさんは何年後かに
「あーーあのときは○○だったのか」と合点が行くことがあるようなので、
できるだけ、自分から気付くように仕向ける、
っつーーか、ほっておく。
あと、甲高い機械音やスマホの着信音も苦手で、
頻繁にラインの通知がなると怒り出すのだ。
おそらく定型発達の人とは違い、
タライをかぶった上で鉄棒で殴られているくらい、
頭に響くのではないかと推測する。
あとカッパさんは魚の生臭いのが苦手で、
家では魚の料理はあまりしない。
ブリ大根などでも、少しでもブリ臭さが残っていると、
もう箸をつけない。
だからよく焼いてから煮るのだが、そうすると、
「ブリの味がしない」と言う。
こうなるともう、新鮮なブリを手に入れないとダメだ。
どんなに手を尽くしてもブリ大根にOKサインは出なかったので、
私はこの料理を封印することにした。
(プロの料理家は油で軽く揚げていた。そこまでは私もしない)
さんまも焼かなくなった。
部屋にさんまの匂いが残っていたりすると機嫌が悪いからだ。
ずっと喉に小骨が引っかかっているように、
違和感を強く追及し続けるのだろう。
他の人のようにその場に馴染むことができないのだ。
よく飲食店などで、隣の人が音を立てて食べていたりすると、
睨み付けたり、
またひ弱そうな相手だと注意したりする。
おそらくカッパさんの父ちゃんがこんなことをしていたのかも知れない。
カッパさんもくちゃくちゃ食べる音や咳払いに非常に敏感で、
相手が他人を威嚇するためにわざとやっていると言う。
親に「他人は悪意のカタマリだよ」と子どもの頃から刷り込まれたら、
私がどんなに考えすぎだと説いても聞きやしない。
ただそれも飲食店と言う場所がカッパさんにとっては
異次元ワールドで何が起るかわからない恐怖があるのだろう。
余裕がないから他人の行動に敏感になる。
しかし飲食店に行く頻度を高めていくうちに、
カッパさんは初めての店でも余裕をかますことができるようになった。
やっぱり馴れと言うか場数と言うか・・・
経験値を積むしかないんだろうね。
アスピーカッパの飼い主として、
カッパを色んなところに連れ出して、
なんとか経験値を積み上げる日々を邁進している。
ま、これを楽しむしかないのかな・・・とほほ。