犯罪の加害者が「発達障害」だったと言うニュースはよく耳にする。

カッパさんもアスピーだ。

発達障害の特徴がどカッパさんにどストライクだし、医師のお墨付きもある。

先日、私がカッパさんに気を遣って

「発達障害の人全てが犯罪者になるとは限らんよね」

と言うと、

カッパさんは考えて

「んーーーでも、その傾向は否定できないよね」と言い、

今まで生きてきて自分がどんなにつらい目に遭ったか、

と何度も聞かされた話をまた聞かされる羽目になった。

そんなにつらい目でもないしね。むしろ経験値、低っ!

とにかくカッパさんの場合は被害妄想が強い。

人の視線すら悪意だと捕らえてしまう。

しかし、それもアスピーの特徴なのでカッパさんが悪い訳でもない。


アスピーは一人では生きられないと思う。

まず一度に2つの仕事ができない。

1つやらせるともう一方は完全に失念している。

それを見ているこっち側は、つい手を貸してしまう。

「あれやった?これやった?」と言う確認はもちろんのこと、

失敗しないように前もって段取りまでしてしまう。

そして私も「あー構いすぎだな」と自覚はしている。

女性は母性本能があるので、よけいに手を貸してしまうのだ。

ほっときゃいいのに・・・っていつも自分で自分を責めてしまう。


カッパさんはほっておくと何日も外に出ない。

出る必要がないからだ。

そこで私は「初級ハイキング」なる雑誌を買って、

カッパさんが一人で行けそうな場所を推薦する。

カッパさんも乗り気になって日程を嬉しそうに決める。

前日はいそいそと準備をする。

私もそばで見守りながら、最低限のアドバイスなどをする。

そして、いざ当日!!

朝5時に起きてはりきって出発してくれる。

しかし午前中には早々に帰ってくる。

途中でUターンしたのではない。

目的地までは行ってきたようだ。

しかし、その道中は失敗だらけだったらしい。

色々と持って行くいくものを忘れたり、

服装のチョイスが悪かったり(汗を吸わないシャツとか)

コースが「けもの道」で危険極まりなかったり(絶対まちがったコースだ)

なんだかんだとアスピー的な失敗をやらかしている。

そんな報告を聞いていると、ついこっちも口を出してしまうのだ。

で、結局次は私が一緒に同行することになったりする。

もうね究極の過保護だ。

こちらが過保護にならざるをえない状況に持って行かれる。

よく「あの親は過保護だから息子がああなっちゃった」って

陰口をたたかれるが、

いやそうじゃない。

過保護にしたくないのに、そうなるのだ。

下手に放置すると命にかかわる可能性も出て来る。

と言うのは危機意識にムラがあるので、

周囲の人はひやひやするのだ。

そしてパニックになったときに、

私をそっちのけで自分だけ避難してしまう・・・

恐ろしく非情なことを何度も繰り返された。


花火大会の帰りなど、あまりの人の多さに走り出し、

車道に飛び出したりする。

はぐれないようにと追いかけた私は車に轢かれそうになった。

よくぞ無事でいたな、私。


とにかくあぶなっかしいのだ、アスピーと言う奴は!!

<続く>