カッパさんが耳を掃除していたら

耳垢といっしょに小バエの死骸が出てきた。

部屋でふらふら飛んでいた小バエ。

どこ行ったのかな?と思っていたら

カッパさんの耳で死んでいたのか・・・。


カッパさんには少し前から耳毛が生えてきた。

おっさんの証だ。

どうやら小バエはその罠にはまったんだろうな。

しかし、なぜおっさんになると耳毛が生えるのか?

不思議だね。


さて10月にはいってもまだまだ暑い。

先日の夜は30℃もあった。

なのにカッパさんときたら、家中の窓を全部閉め切り、

扇風機を回していた。

夜風の方が気持ちいいのに・・・。

と私は思う。

でも、そんなことを言うと

「僕が風邪引いてもいいんか?」と

目をむいてすごんでくる。

それがわかっているから、

私も暑いのを我慢している。

ヤレヤレだよ。

カッパの女房も楽じゃないよ。


仕事中もそうだ。

すぐにエアコンを切る。

まだ日中は温度が高いし、

人が来るといっぺんに暑くなる。

でも、カッパさんはスキを見てはすぐにエアコンを切る。

客は「暑い暑い」とうちわでガンガンあおいでいるし、

額をタオルで忙しくぬぐっている。

それを見てすぐに私はエアコンを入れるのだが、

カッパさんは目ざとく咳をしている客を見つけて

「寒くないですか」など声をかけている。

寒いわけねーーーわっ!ぼけっ!


で、カッパさん本人は寒がりかと言うとそうではない。

汗をダラダラかいていて

シャツびしゃびしゃ。

1日6枚もシャツを替える日もある。

「汗をかいているのに冷気にあたったら風邪ひくやろ!」

がカッパさんの持論だ。

汗かく前に涼しくしろやぁぁっ!!!

と私は思うのだが、口には出さない。

カッパさんに他人の声は届かないのだ。


ある日のこと、カッパさんの皮膚が乾燥していた。

いつもなら皮膚は汗で湿っているはずだ。

ぐったりしている。目もうつろだ。

どうやら体調が悪かったらしい。

そうか!

カッパは常に皮膚を湿らせなければならないのか!

わざと汗をかいているのか!


カッパさんは本当に本当に妖怪なのかも?