カッパさんは残念ながらアスピーだ。
アスピーは一般の人より五感が優れている。
確かにカッパさんを見ていてそう思う。
例えば、どこかの飲食店にふらっと入るとする。
まず視覚。
店員さんの眉間がヒクヒクしていた、
安い定食を注文したから、イラついとるんちゃうか?
とささやく。
聴覚。
奥で食事しているオッサンが咳払いをした。
僕らにケンカ売っとる。オッサン、何こっち見とんねん、ボケッ!!
とカッパさんはメンチを切る。
味覚。
このうどんの味、なんかおかしくないか?
あの店員、雑巾絞って入れたんとちゃうか?
嗅覚。
この店、なんかションベン臭ないか・・・。
と、まあこんな感じで
私に話しかけてくる。
本当に五感が鋭いのか
ただの思い込みか、ようわからんねんけどね。
たとえ、それ全てが真実だとしても
いちいち気にしないのが世の常だ。
しかし、アスピーガッパは非常にこだわる!
しつこくこだわる!!
いくら私が「気のせいだよ」と言っても
「フクちゃんは鈍感やから、わからへんねん!」と
キレてしまう。
こんな風にして、
「もう二度と行かへん店」は更新中だ。
近所に行く店ありましぇーーーん。
そんなカッパさんだが、
触覚がどうも鈍いようだ。
以前、部屋で大きな棚を組み立ているとき
1組のボルトとナットを見失ってしまった。
しばらくして、カッパさんが椅子から立ち上がったところ
なんと、椅子の上にボルトとナットを発見。
あんな金属の塊の上に座っていて
痛くなかったんだろうか?
って言うより気付けよっっ!!
この一件依頼、カッパさんのふんわりお尻には
神経が通ってないのでは?
と疑うようになった。
そんなこんなで
カッパさんの五感はどうも胡散臭い。
鋭いと言うより
ネガティブな感覚を無理からに追及してしまう。
あげくに他人の悪意が働いているようにこじつけ、
被害妄想の迷宮に入り込んでしまうのだ。
またカッパさんの五感に対して疑問を感じるのは
いい匂いや笑顔、きれいな音には
全く鈍感だと言うことだ。
カッパさんいわく
「人体に危害を加えるもののみに敏感なんや」
まぁ、言いようだわね。
これがアスピーの特性なのかもね。
これじゃ、人に嫌われるわな。
一緒に住んでいて分ったのは
生まれつき脳の働きが普通の人と違うのに、
さらにアスピーの父親に被害妄想ぶりを
植え付けられたため
疑り深くなったようだ。
先天性と後天性がドッキングしている。
非常にやっかい。
なので、
「被害妄想は脳の特性なんだよ」と
何度も言い聞かせることと、
たとえ人の悪意を感じたとしても、
なぜ悪意を発する必要があるのか、
悪意と判断する証拠はあるのか、
そして最終的に悪意があったとしても、
それを受け流す努力をすること、
と根気よく教え込むことを実践している。
おかげで以前よりはマシになったかと思う。
カッパさんの成長は、本当に嬉しい。
まだまだ険しい道が続くが
とりあえず頑張るしかないんだ・・・。
頼む!カッパ!歳とってもボケないでくれ!!