カッパさんと車で出かける用事があった。
ところが
エンジンがかからない。
何度キーをまわしても
エンジンがかからない。
セルモーターの
キキキキ・・・と言う音が空回りしている。
カッパさん、お手上げ。
ちなみにバッテリーは問題なかった。
どうしよう・・・今から出かけるのに・・・。
と言ってもたいした用事ではない。
お出かけはあきらめた。
夜8時の出来事。
カッパさんが父ちゃんに連絡。
あの父ちゃんだ・・・。
カッパさんによると以前に運送業をしていた父ちゃんは
車に詳しいと言う。
どうもカッパさんとか母ちゃんは
父ちゃんのことを買いかぶり過ぎているような気がする。
「父ちゃんは何でもできる」
「父ちゃんは何でも知っている」
・・・・まあ、いいけどね。
ちょっと過信しすぎかな、と私は思うよ。
で、翌朝一番に父ちゃんが飛んできた。
「よっしゃ!ワシがなおしたる」
で、車を前に押したり、後に引いたりを
カッパさんと二人で繰り返す。
車の下にも潜る。
そして結論。
お手上げだそうだ・・・。
やっぱり、そうだと思ったよ。
そしてカッパさんがつぶやく
「新車買おっかなーーー♪」
バカこくでねぇ!!!
うちにそんな金があるか!
私が反対すると
例のアスピーぶり。
「フクちゃんはいっつも僕の言うことを聞いてくれへん!」
プーーとふくれる。
誰だって反対するわ!
エンジンかからんくらいで
使い物にならんと言う結論は早すぎるやろ!
それからお昼を食べてコーヒー飲んで
少し落ち着いたカッパさん。
修理屋に頼んだ。
具体的にはロードサービス。
ほどなくレッカー車が到着。
まずレッカーのおじさん、車を一目見るなり
「キーあります?」
カッパさん、慌ててキーをおじさんに渡す。
おじさん表情変えずに故障した車に乗り込む。
そして、案の定
一発始動。
凍りつく空気。
思わずハハハハ・・・と渇いた笑い声を発するカッパ。
そして
「かかりましたねぇーーー!!!」
「はい、かかりました」とおじさん答える。
なんのことはない。
気温差でプラグが湿っていたらしい。
こーゆーときは思いっきりアクセルをふかしながら
エンジンをかけると
プラグが渇いて、すぐにかかるんだそうな。
レッカーから降りて
車を見るなり原因がわかったおじさん。
あなたは車とお話ができるんですか?
すげぇーー。
ハハハハ・・・とカラ笑いでレッカーで帰るおじさん。
ハハハハ・・・とお見送りする私たち夫婦。
夕方4時過ぎ・・・
「僕、この車、大事にするわ!!」
そうだね。
ありがとう、そうしてくれ。
長い長い1日だった。
なんだか虚しい1日だった。