土日になると必ず入るユニクロのチラシ。

そのチラシを隅々まで見たカッパさんは

「このフリース欲しいーー!」と吠えた。

(フリースはカッパさんが最近覚えた言葉です)

990円のジャケット。

先日も買ったばかりなのに、もう別のが欲しいのか?

でも990円は確かに安い。

さっそく買いに行く。

ところがメンズのジャケットは陳列台の上に

雑然と散らかされていて、あまり残っていない。

少々ショックを受けたカッパさんだけど、

少ない種類の中からチェック柄のものを選び、

いつものように横柄に私にレジに並ばせる。

支払いを終えて戻ってくると、

カッパさんは嬉しそうに戦利品を振り回す。

本当に必要なジャケットなのか?

安けりゃ何でもいいのではないか?

“安物買いの銭失い”と言う言葉は頭をめぐる。

そして我が家には

買ったけど一度も袖を通していない

カッパさんの服が山ほどある。

ほとんどユニクロ製。

これではまるでユニクロのコレクターだ。

私の服の居場所がどんどんなくなって行く。

そう言う私の服はほとんど通販。

シェア的にはベルメゾンが一番多い。

そしてベルメゾンのカタログを切り抜いて

コーデの参考にしている。

もし、ベルメゾンのカタログから抜け出したような

服装をしているオバハンを見たら

それは私だと思ってっください。