2015
遥かなる神の国など思いても信号機だに色を変えたり
ゆきませう平和のうちにガリラヤは地図の世界の小さなドット
てのひらに冷たき香り野の夢の幼き頃の夕暮るるまで
ひんやりと日傘のしたにもぐりこむ空間だけがわたしの時間
ミニチュアにレモンの香りエーゲ海・・・サントリーニに、コープが来ます
積もりては雪なるや悲し寒椿陽のかげる日の愛というもの
群れなせば背丈も伸びしすみれかな水乾きてはつちを仰ぎ見
混沌と聖なる丘は鳩飛ばし座る人とて宙に浮かびし
木洩れ日よ教えておくれ雲あらば暗き道なれ空みえぬ吾に
天国にうつむきのぼる楽の音の仰 ぎみんとてうつろな空を