野にひとつパウロのとげの刺さりてはながるる時のすぎゆくままに


弱きとてつよきとてまた弱きとてまにまに天は薄日のさしぬ


天国にうつむきのぼる楽の音の仰ぎみんとてうつろな空を


イエズスよパウロのとげを抜きたもう刺したもう月くらやみ照らす


よわきものもとめるがゆえ天の声耳澄ましては消えゆかんとす


暗闇ぞ光りたもうぞみこころの天使の梯子かけのぼる音




(マルコ 6. 51)