ドラマ巡り | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

「騙すなら、上手に騙して。最後まで騙して。」


恋する乙女が言いそうな台詞ですが、私のドラマ制作者に対する魂の叫びです。


ストーリィの些細なほころびが目についてしまってドラマの世界に入り損ね、それならと役者と登場人物のキャラに萌えようとしても、そんなに魅力的なキャラが見当たらない…。せっかく観てるのになあと、行きどころのない気分になります。


一方、息もつかせぬ展開と、役者と役の個性が混然一体となった登場人物が、あたかも違う世界でほんとに生活しているように感じられるリアリティに、時間を忘れて見入ってしまうドラマ。


何が違うのかなあ。


つぶやきはこれくらいにして、感想行きます。


月9「東京DOGS」、エンディングの曲と映像、かなり好きです。こんな表情が、本編でも観られるようなお話だったらよかったのに。奏のお母さん、いくらなんでも、度が過ぎてやしませんか?と思ったら、うちの相方さんが「うちのお袋とおんなじだ。」と言っていました。パソコンの操作に行き詰まると、仕事中関係なくメールしてくるそうです。いや、でも、刑事が捜査中にって、命にかかわるでしょ。旦那さんも仕事中に亡くなってるというのに^_^;


火9「ライアーゲーム」。よく、これだけ胡散臭さがプンプンするキャラを集めたなあと、感心します。レオナ様、特に秀逸ですね。雨マケに出演していた時のこと、思い出すなあ。(独り言)


火10「リアル・クローズ」。達也くんのフェードアウトが、思った以上に淋しい…。でも、絹恵がダメなら手近な幼馴染とか、リアルにありそうだなあ。田淵さんの元カノって、奥貫薫さんだったのか。この人は、いろんなところによく、出てきますね。そして、出てくるたびに、「ほぉ~。」と声をあげてしまいます。いろんな想像力というか、妄想を掻き立てる雰囲気を身にまとった人ですね。


木10「不毛地帯」。重苦しいばかりかと思っていたら、話が動き始めてここ3回くらい、すごく面白くなってきました。中東情勢に絡んでの商社同士の情報合戦とか、会社内の派閥争いとか、シベリアでの辛い経験で感情というものを失ってしまったような主人公・壱岐正が、どんどんその波にのまれて背広が似合う商社マンになっていくのが、切ないです。千里(小雪)との関係は、不倫?…と思いかけましたが、家族にさえ自分の心中を理解されない壱岐にとっての千里への想いは、遺族の会に対するのと同じように、気持ちをを分かち合える同志に対する愛情だったように感じます。


戦争がひとに与える心の闇について考える時、父のことが浮かびます。父は覚えている限り一度も、戦争中の体験を家族の前で語ったことがありませんが、そのかたくなな無言ゆえに、戦争の爪痕を感じさせました。戦争を体験した世代が、語らず胸の内に抱える苦しみがドラマのペースにあるんだなあと思うと、粛々とその心模様をたどる気持ちになります。


金9「アンタッチャブル」。仲間さんと田中さんの熱愛発覚に驚いたすぐ後に、あんな編集長の最後。気の毒な。これでもかの展開と爆発と死者の連続に、「次はどうなる?」とならずに、もうどうでもいっか…と気持ちが冷めていくばかりなのはなぜ?


土9「サムライハイスクール」。サムライになるときの動機づけがなんだかなあという感じです。憑依されているときも、本人の意識はあるのね。サムライさんの人格が出てきて、対話でもできればまた、理解もしやすいんだろうけど、まんま見てると、小太郎がただの危ない多重人格者にしか見えないのがツライ。剛くん(城田優)のキャラにはすっかり慣れてきて、かわいいとすら感じるまでになりました。杏ちゃんは、華麗なるスパイの方が魅力的だったような。


そして、この頃目が離せないのが、NHKの土9「外事警察」。最初から観ていなかったので、細かいところがよくわからないのですが、渡部篤郎さんが出てきた途端に画面にくぎ付けになり、2,3,4話と観ています。


「ハゲタカ」のスタッフが作っているんですね。


渡部さん演じる住本の冷徹で虚無的な感じ、あのなんともいえないオーラにのみこまれてしまいそうです。そして住本の奥さんが奥貫薫さん!うわー、これまた想像力を掻き立てます。家族にも秘密の仕事をしている夫に向って、「あなたは誰なの?」と、問いかける妻。協力者として動く愛子(石田ゆり子)もまた、妖しい魅力を放っています。あと2回。HPを見たら、主人公以外の登場人物たちにも、詳細な設定があるんですね。


NHKの、こういうドラマもいいなあ。作りもしっかりしていて、役者さんも魅力的。


最後に日9「JIN~仁~」、先週の洪庵先生との別れは、時空を超えてわかりあえ、頼れる存在だっただけに、身を切られるような辛さでした。未来から来たという事実を抵抗なく受け入れる柔軟な精神と、瑣末なことを超えて、相手の本質を見抜いて心を通わせるこの時代の人たちに、奇跡を見るような想いで心温められます。


今週は「器」の話でしたね。恭太郎さんが言った、「人の器とは、闇を照らす灯りのようなものかもしれない。」という言葉に共感しました。南方先生や竜馬のような非凡な個性を目の当たりにして、口に出せない劣等感に悩む姿にも。最後に写真を見て驚く南方先生。えー?どんな写真だったんだろう。来週は再び危険の予感。過去にタイムスリップしたわけが明かされるんでしょうか。早く来週の放送が観たい~。


気づくともう、来週は師走なんですね~。ドラマを楽しみに、少し大掃除に取り掛かる準備をしないと。