「イノセント・ラヴ」最終回 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

このドラマって、どう解釈したらいいのか何を語ったらいいのか、かなり戸惑います。目が点になりながらも、最後まで見続けたのは、あまりに常軌を逸した物語の行方を、最後まで見届けたかったからかもしれません。


人の思考や行動の根っこにある記憶というものを、あまりに都合よく使い過ぎたことに、途中から疑問を感じました。医学的な知識のない私でさえ、聖花や、記憶を失った殉也の行動には、頭の中が?でいっぱいになりました。


何がイノセントなのか…と混乱していた所、ドラマの感想を書いているブロガーさんが書いていた記事を見て、なるほどと腑に落ちました。佳音をかばって刑務所に入り、いつも妹のことを気遣っていたお兄さんと、殉也への気持ちを胸に、聖花と共に生きていく決心をした昴の2人こそがイノセントなのだと。


成宮くんは多くを語らない、もの言いたげな目が印象的で、、「ブラッディ・マンディ」の方よりも、こちらの昴役の方が魅力的に感じました。HPのインタビューに答えているのを読んでいたら、もともとの自分のキャラより沈んだ、気持を内にしまうタイプなので、明るくなり過ぎないように気をつけたと書いてあって、そうなのかと思いました。


この頃、他の役者さんに対してもそう思うことがあるんですが、明るいトーンの役者さんが明るい役を演じるより、陰の雰囲気を持った人がやった方がその人の魅力が引き立ったり、逆に陽のタイプの人が暗い役をやった方が魅力的に感じることがあるなあと思うんです。過剰になり過ぎないのがいいのかな。


殉也役の北川さんは、役者さんじゃないのにいきなり主役だったので、どうなのかなと思いましたが、畑違いの人が役者をすると、プロの役者さんが持っていない、自然な雰囲気が出るものなんだなということを感じました。この役の感じに、とても合っていたような気がします。


何を表現したかったのか、もう少しそこが伝わりやすいストーリィーだったらよかったのにと思います。不思議な雰囲気を持ったドラマではありました。