ドラマ「斉藤さん」 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

おととい月曜日から、午後の日テレの再放送枠で、「斉藤さん」が始まると知って、録画して2話まで見ました。


本放送のときは、観月ありささんに鬼嫁日記のイメージが強く、あれを見て気分が悪くなったので敬遠していたのですが、終わった後、面白かったという評判を聞いて、再放送があったら見たいなと思っていたので、楽しみにまず第1回目を視聴。


幼稚園のお母さん同士の話なのですが、観月ありさ演じる斉藤さんは正義感が強く、間違っていることにははっきり言わないと気が済まない性格です。そこに引っ越してきた真野さん(ミムラ)は、前の幼稚園でお母さんたちとなじめず、今度こそ失敗はしないと意気込んでいますが、幼稚園グループの人達のことなかれ主義に疑問を感じつつも、はっきり口に出せず、自分は本当はどう考えているんだろうと、思い悩みます。

お母さんたちの輪になじむということばかり考えていた真野さんが、人の目を気にするばかりでなく、自分の言いたいこと、やりたいことを意思表示することを斉藤さんから学んでいく話のようです。

真野さんを演じるミムラがこの役にぴったりで、気が弱くて葛藤する様子が、見ていて気が気ではありません。


この感情は自分にも、身に覚えがあるなあと思いながら見ていました。今の時代、そこから起きるいろいろなことや、逆恨みを恐れて、言いたいことを飲み込むことも多いけど、そういう大人の姿を子どもも学んでしまって、「正義は勝つ」という、単純だけど社会で人と人とが気持よく暮らしていくために必要な共通認識が、共有できない時代になっているじれったさがあります。


斉藤さんのように極端にはできないけど、自分なりのやり方で自分の正義感に矛盾のない生き方を探していきたいと思っていた、若いころの自分を思い出しながら、気がつくと物語に惹きこまれていました。。

いろいろな環境で育った、価値観も感じ方も違うのに同じ年頃の子どものお母さんということで付き合っていかなくてはいけない、手探りの人間関係の中で、自分というものを誤解されずに少しずつみんなにわかってもらうことの大変さは、みんな同じなんですね。


ある程度、気心の知れた友達ができれば、あまりそんなことは考え込まなくなるものだけれど、初めての子育てのときには、途方に暮れるような気持になりました。


面白くなってしまって、早く続きが見たいのですが、新番組の番宣を兼ねているせいか、日替わりで違う再放送が始まって、つぎの放送は来週の月曜日。この再放送枠の奔放さ、なんとかならないものかしらと、ため息が出ます。