引退するんじゃないかという北島選手の周辺の声から、いつのまにか当然のように五輪後に引退と報道され、勝手に淋しがっていましたが、「まだ自分は何も言っていない」というご本人の声を新聞で見て、そうなのか、と納得。
アテネ後にモチベーションが下がったことや、体の故障などで、周囲の高い期待に答えられないのではということや、五輪はこれが最後と言っていたことから、そういう見方をされたのかもしれないけれど、本人がゆっくり考えて結論を出す前に、周囲が先走ってしまったのはかわいそうでしたね。
メダルを取った選手にインタビューする人が、「次の目標は?」と聞く場面をよく見るのですが、選手も「うっ」と一瞬答えに詰まる様子を見て、このオリンピックを目標にがんばって結果も残したのに、次のことを聞くなんて、デリカシーのない人だなと、なんだかむっとしてしまいます。
北島選手や他の選手達には、お疲れ様という言葉とともに、何も考えずにゆっくりと休んでほしいなと思います。
北島選手がメダルを取るたびに、実家のお肉屋さんの話題が出ていましたが、ご両親はマスコミに全然出ないんだなあ、そういうのも潔くていいなあと思っていたのですが、実家のお肉屋さんを訪れる人も多いんですね。
私はお肉屋さんは知らないんですが、東京スイミングセンターに子どもの試合を見に行ったとき、そこでも北島商店のメンチカツが売っていて、面白がって食べた事があります。玉ねぎのシャリシャリした食感が印象に残る、おいしいメンチでした。
そして、夜のスーパーでコロッケを揚げまくっているうちのお兄ちゃんは、この頃、北島商店のメンチカツというのを揚げているそうです。製法を北島商店に教わって作ったものらしいのですが、結構売れ行きがいいそうですよ。
バイトから帰ってきたお兄ちゃんに話を聞いて、不思議なめぐり合わせに笑ってしまいました。
水泳が終わってしまってオリンピックはこの頃結果を見るだけになってしまったのですが、今はシンクロを応援しています。かつて日本代表のコーチだった人が中国のコーチになっていて、日本の選手は複雑な思いでしょうね。負けるもんかという気持ちをバネにして、がんばってほしいなあと思います。
ロシアはやっぱりすごい完成度でしたが、上位のチームはそれぞれみんなうまくて、観ながらため息が出ます。
シンクロは奇跡のスポーツですね。時々、演技している選手と一緒に息を止めてみますが、じっとしていてさえ、あんなに長い間息を止めているのは難しいです。
競泳選手並みの泳力の他に、スタミナ、筋力、表現力などが求められるこの競技は、観ている人が感じる以上に過酷なもののような気がします。それでもやりたい人がたくさんいるのは、やるだけの魅力を持ったものなんでしょうね。
話が競泳に戻りますが、北島選手はいいコーチに恵まれましたね。幼い頃から教わって、お互いに気心が知れて無条件に信頼できる師弟関係があってこそ、実力を発揮できたんだろうなと思います。身近に見る水泳のコーチは、仕事が過酷な割に給料は安くて、入れ替わり激しいので、同じコーチにずっと教えてもらうこと自体が、珍しいのではないでしょうか。
松田選手のコーチも、ずっと同じでしたね。1日に3万キロを泳ぐと聞いたことがありますから、厳しいコーチなんでしょうね。
平井コーチは泳ぎを分析しながら教える、学者肌な感じの人ですね。おだやかで優しそうな雰囲気が、短いインタビューの中でも、印象に残りました。
一流選手のコーチは待遇がいいでしょうが、水泳選手の活躍で、スイミングクラブのコーチたちのお給料が、もう少し上がって、生活の心配をせずに教えることに没頭できたらいいのにと思います。