仕事が一段落したのに、寝不足続きだったせいか体が元に戻りません。だるさと筋肉痛で、やる気が出ない・・・。そんな中、テレビだけは観ていて、いろんな感想が泡のように、浮かんでは消えていくのを感じながら、ぼんやりとしています。
ドラマ「ゴンゾウ」、回を追うごとに目が離せない感じになってきました。
勘の鋭い優秀な刑事だったのに、過去の事件で心の傷を負い、備品係で魂の抜けたような生活をしているゴンゾウが、欠員を埋めるためということで、元の刑事課に復帰し、徐々に回復していくのですが、それと共に、心の中に封印されていた過去のトラウマが蘇ってきて、彼を苦しめます。
先週7/30の回では、だらしなくスーツを着崩し、無精ひげをはやして何故かペコちゃんの棒付きキャンディーをなめていたゴンゾウが、ひげを剃っています。備品係に戻してほしいと言っていたのに、いろんな事件にかかわり、関係者と接するうちに、もう一度自分を取り戻そうとするかのように、深夜のジムのルームランナーでひとり走り続けます。
最初のあまりに情けない感じから、時間の経過と共にしゃきっとしていくゴンゾウの様子がリアルに描かれています。
そして、先週は、ビルの屋上に容疑者を追って行くうちに、かつて自分がかかわった事件で助けられなかった少女の記憶と、絶望のあまり飛び降り自殺をしかけた体験がフラッシュパックして、激しい頭痛に地面をのた打ち回ります。
その様子があまりに真に迫っていて、息を呑んで見いってしまいました。こんな状態で、刑事としてやっていけるんだろうか。こんな風にフラッシュバックを繰り返していたら、修復できないほどに心が病んでしまうのでは・・・。
たまたまかかわった事件の関係者に、過去のトラウマを重ねてしまうゴンゾウ。
昨日の8/6の回では、潜入捜査をしている時、青空会の代表の人の、絶望して一度は自殺しかけた体験を聞いて、自身の自殺の体験を重ね合わせて、激しく感情移入してしまいます。
だから容疑者の共感を呼んで心を開いてもらったのですが、自分をすり減らすような、そんな彼の姿は痛々しく感じます。そういう人と次々に出会ってしまうのも、不思議な縁ですね。
武器を隠し持っている事が確認できて、容疑者の家に強行突入しようとする警察。一足先に、仲間を装って家に入るゴンゾウですが、突入の情報が漏れていて、容疑者が銃を持って待ち構えています。
銃を構えるゴンゾウに「打ってみろ。」と挑発する容疑者。
そのとき、またフラッシュバックに襲われて、激しい頭痛に苦しみながら、彼はその場に倒れてしまいます。
これほどまでに彼を苦しめる過去の事件は、何だったのでしょうね。全身の力が抜けるような絶望と無力感。
それが、普段のゴンゾウのふざけた感じのキャラクター,とすごい落差になって、観ている方のショックの度合いも激しくなります。
多分この人は子どものような人なんでしょうね。最初に持っていた、何か無垢なものを、もう一度取り戻す事ができれば、ここから立ち直る事ができるのかもしれません。
どういう方向にこの物語が進んでいくんだろうと思いながら、この頃、このドラマが始まると、テレビにだんだん近づいて画面に見入っている自分がいます。