春休み中に虫歯を治そうと、母と子ども2人で歯医者に通っています。
近所に評判のいい小児科があって、改築して椅子を増やしたとは聞いていたのですが、改築後、初めて行って、昔の歯医者さんとは様変わりしたなあと、感心しました。
診療台はパステルイエローで、ひとつずつパソコンがついていて、診療室内にはキッズルームもあります。
「当院では、キーンという金属音が出ない機器を使っています。」の張り紙。待合室で流しっぱなしのパソコンからは、予防治療の話や、ジュースにはどれだけ砂糖が入っているかの実験、入れ歯のいろいろ(自費と保険、材質で何が違うのか)など、はに関する情報が映し出されています。
ここの良い所は、受付の人も先生も助手の人も、コミュニケーションにとても気を使っている事です。子どもにも大人にも、よく話しかけて雑談のようで治療の不安を軽くしようとしているのが伝わってくるし、治療する前の説明も丁寧です。
今の時代はいいなあと、こんな風に書き出したのは、私自身が子ども時代、歯医者さんで怖い思いをしたからです。
小学校3年のときでした。診療台が2つあって、隣の人が治療している間、待っていたのですが、突然あのキーンという音が怖くなり、先生がこっちに来た途端、飛びすさって逃げました。
部屋の隅に逃げ込んだ私を、年配の男の先生でしたが、なんと部屋中追いかけて来たのです。大人に追いかけられるというのは、かなり怖くて、今思えば、その先生を大人気ないなあと思うのですが、当時はそんな余裕はありませんでした。
「もう二度と来るな。」と、その先生は青筋を立てて怒っていました。
その後、友達の行っていた評判のいい歯医者さんに行ったら、嘘のようにあっという間に治療が終わってしまいました。
今、当時通ったいろいろな歯医者さんを思い出して思うのは、昔の歯医者さんは治療する前に何をするかあまり説明しなかったなあということです。口を開けてというので、開けたら抜かれていたという感じです。
それで、いったん口を開けたら何をされるかわからないという、漠然とした不安があったと思います。
それに、昔は歯の治療に使う道具が、見た目に怖いものが多かった気がします。ペンチみたいなのとかトンカチとか、うわっと思いましたもの。
その頃から比べると、今の子ども達は幸せだなあと、しみじみ思います。でも、治療費が3人合わせて2万円を越えそうで、やっぱり虫歯にならないのが一番ですね。