ちりとてちん 3/25 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

もうすぐ終わりと思うと、テーマ音楽の時の映像もじっくり観てしまいます。

浮世絵みたいな波が出てきたり、蛇の目傘、染物の模様らしきイラスト、下駄、三味線、着物の紋、建物などが出てきて、最後は上方落語のセットとひぐらしの紋。・・・きっとわかる人ならもうちょっとうまく説明できるのでしょうが、なつかしく一度は目にした事があるのに、だんだん今の日本の生活の中から消えていっているものが多いなと感じます。


「ひぐらし亭」という命名に、喜代美ちゃんは吉田兼好の「徒然草」の出だしを語って、名前に込めた意味を奈津子さんに話します。


一方、草々さんが、柳眉さんと尊建さんに命名の事を話すと、柳眉さんは徒然亭に偏った感じがするから、大御所がなんというかと言いますが、尊建さんは良いんじゃないかと言います。日暮し落語をやっていくのが、落語の未来に繋がっていくと、3人が訴えれば、文句は出ないだろうという尊建さんの言葉に、柳眉さんは「大人になったなあ。」と感慨深げです。四天王の次に落語を背負って立つのは、三国志(当て字です)の3人なんでしょうか。


寝床で徒然亭の5人は、杮落としにむけて細かい所を詰めています。オープニングは徒然亭のメンバーでで挨拶し、初日は女性落語家が華やかでいいということで、喜代美ちゃんが出ることに。「私なんかで良いんですか。」と言う喜代美ちゃんに、「わたしなんかじゃないだろ。13年もやってきたんだから。」と兄弟子達。こんな風に言ってもらえて、うれしいですね。


そこに、初日に出すお弁当の試作品を咲さんが運んできて、「味見して。」と言います。

喜んで一口食べた喜代美ちゃんは、何故か吐きそうになってしまい、熊五郎さんはびっくりするし、「何食べさせたんや!」と、草々さんは怒鳴ります。


赤ちゃんが出来たんだと、付き添いの菊江さんが話して、徒然亭に帰っていた兄弟子達はびっくりします。

特に草々さんの固まり方と、いきなり喜代美ちゃんのお腹を見つめる様子がおかしかった~。仏壇で師匠に報告しながら、「ひぐらし亭と同時に生まれるこの子は落語の申し子、男の子だったら落太郎、女の子なら落子とつけます。」と言うので、兄弟子達はえっという顔をし、「名前まで決めないで。」と喜代美ちゃんに突っ込まれます。

草々さんの命名のセンスって・・・(以下略)。


喜代美ちゃんはアパートの部屋の壁にもたれて、子どもが生まれた後の様子をうっとりと妄想しています。

舞台の後ろから客席を眺めながら、喜代美ちゃんの娘役は、かつての娘役の子でした。こんな場面があるなんて♪

何故か2人とも頭をお団子にしていて、喜代美ちゃんは、あなたがお腹にいたときにここで杮落としをやったこと、女性は自分ひとりだったことを娘に語ります。

私も子どもが生まれる前はいろいろ想像したのを思い出しました。いざ生まれてしまうと、赤ちゃんは夜は寝ないし世話が大変で、想像の世界は吹き飛んでしまいましたが。


にやにやしながら目を開けると、そこには妊娠の知らせを聞いた糸子さんが来ていました。

冷やしては大変と毛糸のパンツを出し、きょうは私がご飯を作るからと、喜代美ちゃんは病人のように寝かせられてしまいます。


寝床まで持ってきてくれた夕ご飯を、後で食べると言って寝ている喜代美ちゃんの耳に、稽古する草々さんの声が聞こえてきます。かつてアパートで寝込んでいた時、お母ちゃん゛か作った茶色メインの夕食が枕元にあり、隣の部屋で草々さんが同じネタを練習していたのを、喜代美ちゃんは思い出します。

カレンダーに隠れた穴から覗いたかつてのアフロの草々さん、なつかしい!ついこの間のことなのに、喜代美ちゃんと一緒に、年をとってしまった感じがします。役者さんの顔つきが、ストーリィーを追うように年を取っていく感じがするのは不思議なものですね。


若いときはうるさく感じた糸子さんの愛情を身に沁みて感じた喜代美ちゃん。今度は自分が子どもにしてあげる番です。自分で育ててみて、改めて親のありがたさを感じることが、自分にもありました。


ひぐらし亭での高座を控えて、喜代美ちゃん、これからが大変ですね。つわりばかりは、気力で乗り切るにはきついと思います。糸子さんがついているから、大丈夫かな。