今日は、全編、涙にむせんでいました。
みんなの励ましの気持ちに打たれて徒然亭のみんなが感動していると、小草若さんが突然、「このうちを売れば、小さい小屋くらい建てられる。」と言い出します。
「思い出の沢山詰まったこの家を売れるのか。」と聞いたのは四草さんでした。それを聞いて、かつての縁側での「九官鳥をください。」と言った場面を思い出してしまいました。
「それが、お父ちゃんとお母ちゃんが望んでいるとわかったから。」 かつては、自分に家を残すより落語を取ったと言っていた小草若さんですが、自分も含め、弟子達や落語に携わる人たちに、落語をやる場所を残してやりたい気持ちだったと、ここにきて、腑に落ちたんですね。
あの弟子入りの日の気持ちの行き違いから、両親とも亡くなった今、やっと草若師匠とおかみさんの愛情が小草若さんに届いたんだと思うと、本当によかったなあと思います。
「それなら、最後に思い出のいっぱい詰まったこの家で、落語会をしましょう。」と、喜代美ちゃんが提案します。
落語会当日、会場準備をしていると、尊建さん、柳眉さんや、四天王の面々がやってきます。常打ち小屋を作るために家を売るので、最後に徒然亭で落語会をやることが、いつのまにか広まって、いろんな人が落語を聴きにやってきます。
座布団が足りなくなって、最後は庭に観客席を作り、縁側を舞台にして、青空落語会が始まります。
小草々さんは緊張しながらも、「草若師匠の孫弟子です。」と挨拶します。前髪が風にそよいでいたのを見て、秋の気持ちのいい日なんだなあと感じました。
喜代美ちゃんは創作落語、四草さんは「算段の平兵衛」、小草若さんは底抜けの「はてなの茶碗」、そして、草原さんは「愛岩山」でした。
草原さんの語り口とダブるように、草若師匠の声が聞こえてきます。「空には雲雀がピーチクパーチク」とか、「その道中のにぎやかなこと」・・・なつかしくて、また涙が溢れます。
ドラマの中で折に触れて、草若師匠の気持ちを代弁するかのように語られた「愛岩山」の語り口は、いつのまにか観る方の心の奥まで沁み込んで、大切な思い出のようになっています。
草原役の桂吉弥さんが、弟子の修行をするうちに、師匠がやっているのを観てネタが頭に入っているので、口写しで教わっても頭に入ると言っていましたが、きっとこんな感じなんだろうと思いました。今なら、私も「愛岩山」覚えられるかも。
その頃、小浜では、清海ちゃんが一生懸命塗り箸を作っています。仕事場の外では、正典さんが、後からは糸子さんが来て、見守っています。
磨きあがったお箸を日に透かしてみる清海ちゃんの横顔の綺麗なこと!
ここしばらく見たことのないような、はじけるような笑顔でした。
徒然亭の落語会は、どんどんお客さんが来て、みんな楽しそうに笑っています。観客席にいた、尊建さんや柳眉さんや四天王の人たちも、この後自分が演っていいかと聞きにきて、楽しそうに舞台に上がります。
様子を見に来た鞍馬会長は、そのにぎやかな様子に驚き、家の中に入ってきます。
「誰でも気軽に入れて、噺家が腕競う常打ち小屋が、わしに頼らんでもできたやないか。このときを待ってたんや。」
自分達で考えて決断した徒然亭のみんなにとって、何を言い出すかわからない、怖い頑固親父のようなこの人に、こんな言葉をもらえた事は、何よりのご褒美だったのではないでしょうか。
後、残す所7日。
次週予告では、糸子さんは怒鳴ってるし、喜代美ちゃんは病院にいるし、最後の高座って・・・ひょっとして赤ちゃん?・・・などと、また想像をめぐらします。
来週も楽しみです♪