ちりとてちん 3/17 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

今週の、「大草若の小さな家」というタイトルを見て、なんだかいろんな意味で面白いなあと感心しました。


塗り箸フェアの救世主となった小草若さんは、和田家の食卓に呼ばれています。みんな、会話の頭に「底抜けに~」をつけて楽しそうなのに、小次郎おじさんひとりが浮かない顔です。本当にひろしは来ていたと言っても、誰にも信じてもらえず、狼少年状態です。


そこになんと、本物のひろしかが、ギターを爪弾きながら、「ふるさと」を歌いつつ現れます。最後にみんなで大合唱になり、やっと本物のひろしに逢えたお母ちゃんは大感激です。ことの顛末を話し、小次郎さんの顔を立てて和田家に顔を出してくれと竹谷さんに頼まれて、和田家に来たのだとひろしは話します。小次郎さん、なんとか顔が立って、お金も無駄にならなくて、よかったですね。


五木ひろしは、売れない時代、ギターで流しをしていたんですよね。立派な伴奏で聴くより、歌のうまい人はギターだけの伴奏の方が、歌のうまさが引き立つなあと思って聴いていました。


徒然亭に戻ってきた喜代美ちゃんは、先に入ってきて小草若さんを呼びます。現れた小草若さんを見て駆け寄る草々さん。・・・かつて戻ってきた草々さんを、草若師匠が駆け寄って抱きしめた場面が重なって見えます。

小草若さんの肩に手をかけると小草若さんが震えているのか、草々さんが揺さぶっているのか、ガクガク身体が揺れたと思ったら、抱き合って泣いていました。


草々さんと小草若さん。屈折した感情はあっても、たった2人の兄弟のような結びつきを感じさせる再会でした。


師匠にお線香をあげる小草若さん。「やっぱり、跡取りはお前しかいない。」と言う草々さんに、「俺は親父のようにはなれないが、小さい草若じゃなく、新しい草若になりたい。」と、涙をはらはらこぼしながら話す小草若さん。

「底抜けにあほやな。」とクールに言う四草さんに、小草若さんが抱きつき、草々さんと草原さんも抱きついて、すごい団子状態に。


なんかいいなあ。このシーン。憎まれ口をききながらうれしそうな四草さんの表情もなんともいえずよかった~。やっぱり1人欠けても、ダメなんだなあ、そういう結びつきなんだなあと思いながら観ていました。


そして、徒然亭の5人で、改めて、天狗芸能の鞍馬会長のところへ常打ち小屋への協力を頼みに行きますが、なかなか一筋縄ではいかない人です。「振り出しに戻るのにどんだけ時間かかってるねん。」と言われ、その件はあきらめるように言われてしまいます。


一難さってまた一難。鞍馬会長の言うことも、もっともではあります。会長の納得できる形で、亡き師匠の悲願をかなえるには、どんなことをしたらいいんでしょうか。


と、ここまできて、先週末の次週予告を思い出します。

思い出のいっぱい詰まったあの家を手放してしまうなんて、それこそ、みんなのふるさとがなくなってしまいます。師匠の悲願とはいえ、それだけは・・・と、半年間、この家とそこにいる人たちを一緒に観ていた自分も、切なく哀しい気分です。


あの家以外の場所で暮らす、喜代美ちゃん達の姿を、どうしても想像できないのです。