ちりとてちん 3/4 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

 木曽山くん、どうしちゃったんでしょうね。徒然亭に、5人の弟子と木曽山君が集まり、初高座に向けての稽古が始まりますが、木曽山君は得意なはずの「鉄砲勇助」を、かみしも間違えたり台詞を忘れたりと、不調です。

 朝の仕事も、茶碗を割ったり卵を割ったりと失敗続きで、後始末に時間がかかって、なかなか稽古に入れません。


 そんな木曽山君を心配して、喜代美ちゃんは兄弟子達に相談に行きます。落研なら高座には慣れているはずなのにという彼女に、落研というのはうそで、ネタは「鉄砲勇助」だけひたすらうちで練習していたのではという小草若さんに、あいつは友達がいないというタイプではないと四草さん。草原さんは、おかみさんとしてしてあげられるのは、初高座を一緒に喜んでやる事だと言います。


 稽古のときにも感じたのですが、やっぱり草原さんが1番師匠らしい感じですね。師匠がいない今の状態は、とても不安定で、みんなが心配で集まるのも無理はないと思います。

 こんな風に師匠不在で弟子が弟子を取るという形はよくあることなんでしょうか。


 仏壇屋では喜代美ちゃんが、新しい創作落語を、できたところまで菊江さんと磯七さんに披露しています。

 そこで、磯七さんが落語は観る側の想像力がないと成り立たないという話をします。テレビのように、台詞をテロップに出すのは、笑うところも教えないとわからないということだと磯七さんは言います。


 落語が万人向けでなくなってしまったのは、そういう部分も大きいかもしれません。私の子ども時代は、テレビでもよく落語を観ましたし、友人で、落語を覚えて一席やって見せてくれる友人もいました。

 その頃と比べると、お笑いブームなのに、落語は身近なものではないですね。落語家自体は、司会者や俳優、レポーターなどで、よく見かける人も多くて、この人は落語をやったらどんなだろうと思ったりはするのですが。

 「笑点」は、そういう意味では貴重な番組ですが、落語をやらないのは淋しい気がします。


 奈津子さんが、喜代美ちゃんのアパートを訪ねて来ました。木曽山君の初高座の事、この頃不調な事を喜代美ちゃんが話すと、「なにかあるな~」と面白そうに笑います。

 喜代美ちゃんたちは母屋に住んでいるのかと思ったら、相変わらずこの部屋にいるんですね。ということは、木曽山君の住む所がまた別にあるという事?・・・徒然亭はどんだけ広いうちなんでしょう。


 草々さんが布団を敷いている横で家計簿をつけながら(えらいなあ)、喜代美ちゃんは、木曽山君の着物は、新品より草々さんの昔のものを仕立て直した方が喜ぶのではと、話します。「初高座祝いは何がいいかしら。」とおかみさんらしく話す喜代美ちゃんに「うれしそうやな。」と草々さんも笑顔です。


 そんなある日、正平君が急に訪ねてきて、「しばらく置いてくれ。」と喜代美ちゃんに頼みます。


 そういえば、前に留学のことを相談に来たときは、喜代美ちゃんが留守で、草々さんが話を聞いたんでした。喜代美ちゃんはそのいきさつを、全然知らないままなんですね。


 今度こそ、相談に乗ってあげられるのでしょうか。