徒然亭でのお葬式は、弟子達や喜代美ちゃんの家族、近所の人たちが集まり、草若師匠と共に四天王と呼ばれた、柳宝さん、尊建さん、身体を悪くして引退した漢五郎さんも病を押して駆けつけます。
柳宝さん、お悔やみの挨拶は語尾を濁すものですが、濁しすぎて何を言ってるのか聞き取れません。四天王の誰かが死んだら落語のネタをやってみんなを笑わす約束だったのが、悲し過ぎて果たせなかったようです。
漢五郎さんは言葉が不自由で、草若師匠の弟子達に言葉をかけるのですが、みんな聞き取れず、尊建さんが通訳しています。
涙涙のお葬式に、小次郎さんが縁側から何やらしゃべりながら入ってきます。師匠に買ってあげた宝くじのことを急に思い出して、新聞を持ってきて当選番号を照合しようというのです。「今そんなことしなくても・・・」とみんなに言われても全く動じないで、祭壇の後ろの福助の人形の下にある宝くじを探し出し、喜代美ちゃんに手伝ってくれと言いながら、縁側に腰掛けます。喜代美ちゃんにひとつずつ数字を読み上げさせて新聞を確認し、小次郎さんは1つずつ、「合うとる。」と声をあげて驚きます。
組番号から3桁まで合って、あと3桁というところまでくると、次第に2人の周りに人が集まり出しました。
「あと3つ合うたら一億や。」という小次郎さんの言葉に、急にみんなが色めき立ち、「当たっても棺おけにいれてしまうのか。」「三途の川の渡し賃が必要だ。」「お金を粗末にしたら却ってバチがあたるかも。」「そんなもの贋金でいい。」などなど、こういうときはその人の人間性がよく出るように思えて、いちいちみんなの言う事が面白く感じます。
「まだ当たったと決まったわけじゃない。」と言う奈津子さんの冷静な一言で、照合を再開します。喜代美ちゃんと小次郎さんがほぼ同時に数字を叫びます。「9」「2」までは合っていましたが、最後の一桁は6と8の2つ違いでした。前後賞でもありませんでした。
みんなががっかりした瞬間、漢五郎さんがひきつけを起こしたようになり、大丈夫かと心配されますが、「は・ず・れ・た~。」と珍しくはっきりわかる声で言い、笑い出すとみんなもつられて大爆笑。
「師匠は亡くなってまで、みんなを笑わせてくれる。」と小梅さんが言えば、「草若万歳!」と草原さんが叫びます。
その様子を外で聞いていた天狗座の鞍馬会長は何事か考える風で、中に入らず帰って行きます。
お葬式も終わって落ち着いた頃、草々さんは小草若さんに「これからどないする?」と訊ねます。自分達は前から師匠に出て行ってくれと言われているから、小草若さんにここに戻ってくるよう、勧めます。それがいいと思うけど、いまさら戻っても淋しいから戻らないと小草若さん。
そこへ前から何度も電話をかけてきた弟子入り志願者から、また電話がかかってきます。「断れ。」という草々さんに、小草若さんは「お前、弟子とれ。」と、急に言います。
きょうはここまででしたが、ずっとこの家に小草若さんと一緒に、草々さんと喜代美ちゃんも暮らすような気がしていたので、突然の現実問題にびっくりして考え込んでしまいました。確かにこの3人で一緒に住むというのは微妙な感じがします。かといって、小草若さんはその前にマンションを売って四草さんのところに住もうとしていたわけだから、それならやっぱり徒然亭で暮らした方がいいんじゃないかと思ったり。
でも、先週末の予告編で新弟子が徒然亭で修行しているのを見てしまったので、新弟子の人が離れに住んで、喜代美ちゃん夫婦が母屋に住むという事もあるのかなあといろいろ考えてしまいます。
お葬式で大勢集まるのを観ていて、この場所にこんな大勢でいたのはいつだっけと思い返していたら、喜代美ちゃんたちの結婚式のときでした。そんなことを考えると、この家は、集まった人たちにとっていろんな思い出がつまった場所になってきたなあとしみじみ思います。
師匠があの世で新しい一歩を踏み出すのと同時に、徒然亭にも新たな歴史のページが開かれようとしているようです。貫地谷しほりちゃんのHPに出ていた小さい女の子みたいな写真のいでたちは、いつ頃でてくるんでしょうか。ずっと気になっていたんですが、撮影は随分先まで行ってるんですね。
そして、思わせぶりばかりで、なかなか喜代美ちゃんの前に姿を現さないA子はいつ登場するんでしょうか。