ちりとてちん 1/18 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

 いつも冷静な順ちゃんが、今回のことでどれだけ切羽詰って悩んでいたことか。「何があっても天災と思え。」という喜代美ちゃんへの以前のアドバイスは、順ちゃん自身の処世術だったんですね。今回はそう思うことも出来ず、もうおしまいだという悲壮感に包まれていた順ちゃんへの、喜代美ちゃんの言葉にじーんときました。


「人生はこれからや。どーんと人生のど真ん中、歩いて行ったらええねん。」

 これは、小浜を出る前に順ちゃんが喜代美ちゃんにかけた言葉だったんですね。ほんとに今の順ちゃんの心に届くいい言葉だなあ。


 「集合させなれ。」って、家族だけかと思ったら関係者全員ということだったんですね。喜代美母のような人が町内に1人いたら、ご近所トラブルなんてないでしょうね。こういう話し合いって意外に話があちこちに散らかって収集つかなくなりがちなのに、喜代美母の采配すてきです。

 正平君、気づいてたんですか。どんだけ勘がいいんでしょう。

 

 そして、順ちゃんのお父さんとお母さん、面白すぎます。「焼き鯖なめんなよ~。」って言うお父さん。おなかが大きくなっていくとどんな風にうわさが広がるか、体験をもとにリアルに語るお母さん。

 最後に「ケンカはすな。」・・・決まった~♪ほんとにこんないいお父さん、なかなかいないなあ。順ちゃんの泣き顔にこちらももらい泣きです。


 友春さんのお父さんは、何かに耐えているように、結婚と魚屋食堂を友春さんが継ぐことを承諾し、「息子をよろしくお願いします。」と頭を下げます。

 あれこれ考えてしまったけど、みんな、いい人達ですね。


 でも、若狭の塗り箸業界にとっては、喜代美父にも友春父にも後継者がいないわけで、喜代美父が友春さんに製作所を継ぐように薦めた気持ちに思いを馳せてしまいます。


 「人生はこれから。」

 いい言葉ですね。私のように、生きることに不器用な人たちみんなが元気づけられる言葉です。いつでもそうやって前向きに生きて行きたいなあ。そして、相手が元気になれるような、そういう言葉を私も発していきたいなあと思いました。