ガチャ切り | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

 今日の夕方、電話がなったので出るといきなりガチャッと切れました。うわ、気分悪っ!と思いながら、ふと、以前自分の身に降りかかった災難を思い出しました。


 個人情報保護法が施行された直後、勧誘などの迷惑電話が一時ピタッとやんで喜んだのですが、その後、前にも増してその手の電話が多くなった頃です。私はもういい加減うんざりして、その手の電話だったら会話をせずにガチャッと受話器を置くようにしたんです。


 ある日のこと、そうやって切った電話の後、すぐまた電話が鳴ったので出ると、「今、ガチャ切りしただろう。」と、さっきの電話の男性が、凄みのある声で言いました。勧誘の電話で迷惑していることを説明すると、開き直ったように電話の向こうで大層怒っています。そのまま切ると、しばらくしてまたかかってきたので、無視することに決め、留守電にしておくと、「いるのはわかってるんだ。」と、留守電の録音中に怒鳴っています。その後も、一時間おきくらいに3~4回かかってきて、電話に出ても無言だったり、「ガチャ切りしただろ。」とすごんでから切る時もありました。


 帰ってきた夫に相談すると、「そういう人って、冷たい応対されることが多いから、仕事とはいっても相当ストレスがたまってイライラしてるらしいよ。何か、勘にさわったんだな。」とのこと。確かに、こっちもイライラするから、その気持ちをここぞとばかりにぶつけてしまうことがあるけど、相手はやりたくてやってるわけじゃない人もいるんだなあと反省しました。


 電話は、息子が出たらそれきりかかってこなくなったので、ほっとしましたが、「ガチャ切りしただろ。」という声がしばらく耳について離れませんでした。

 それからは勧誘の電話は用件を聞いてからなるべく冷静に断るように心がけています。


 間違い電話をしたと気づいた時、「間違えました。」と一言でも相手の声を聞く事ができれば、間違えられた人の腹立たしさは半減するのになあと、自分のことは棚に上げて思います。