ちりとてちん 12/27 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

  なかなか引越し先が決まらず、ふさぎがちな喜代美ちゃんに、なんと小草若さんが、「よかったらうちのマンションへ来ないか。」という申し出をします。なんて大胆なと思ったら、仕事が減ってローンが苦しいので折半してくれたら助かるとの事。でも、もともと喜代美ちゃんに気がある小草若さんの所に行くのは、なんだか心配です。


 そのままいったら喜代美ちゃん、誰にも言わずに断ったんじゃないかと思いますが、さきちゃんに「そのことを草々さんに言って反応をみたらどうか。」と言われてそれをそのまま実行してしまいます。


 さきちゃんは、前の時も、「みんな喜代美ちゃんに甘すぎる!」と厳しいことを言ってましたが、今回も、「21歳で修行の方が男より大事なんていう子は嫌い。むしろ男が修行よ。」という、びっくりするようなことを言います。

 いったいどんな人生を送ってきたんだろうか。てもなにか説得力があります。


 そのことを告げられた草々さんの沈黙。・・・その前に立ちつくして喜代美ちゃんの後姿を見つめていた草々さんは、自分の気持ちに気づいていたんでしょうか。今まで妹弟子としか思っていなかった喜代美ちゃんを好きになり始めている自分の気持ちを、とまどって受け入れかねている気もします。


 「お互い必要としてるなら小草若のところに行けばいい。」と言った、草々さんの言葉に、「草々さんの頭の中は落語ばっかりですね。」と涙ぐみながら言った喜代美ちゃんの言葉は、私にはほとんど愛の告白に聞こえますが、草々さんにはどう聞こえたのでしょうか。

 もともと草々さんの小草若さんへの気持ちは、ケンカ腰で厳しいことばかり言っていても、誰よりも幸せを願っているので、相手が他の人でなく、小草若さんだったからこそ、ああいう答えになったという気がします。はっと我に返って喜代美ちゃんを追いかけたときには、「小草若兄さんの所へ行っていいですか。」と喜代美ちゃんが小草若さんに言っている所でした。

 あれ、こんな場面どこかで観た事が・・・。確か前に草々さんへの思いを断ち切ろうとして、清海のお兄さんのプロポーズを受けた時と似てる~。


 荷造りをしていると、師匠が喜代美ちゃんを訪ねてきて、「年季明けで苦しむ喜代美ちゃんを楽しみにしていたが、今回のことは、先に行ってどうなるか考えても笑えない。」という話をします。

 小草若さんのところにころがりこむんじゃ、ひとり立ちしたことにはならないわけですが、師匠の人を食ったような諭しかたが味わいがありますね。

 「女は厄介だ。」という師匠の最初の頃のセリフがまた思い出されます。男同士ならこんな問題は起きないし、どんなに悲惨なアパートでも心配はしないでしょう。


 草々さん、イカ串を大人買いとは不思議な取り乱し方。アパートの1枚の壁をへだてて、この頃いつも2人してその壁にひっついていますね。その壁がなくなるのも、時間の問題のようです。


 恋の始まりって、時にはその後のエピソードより、始まりの部分にいちばん恋のときめきが詰まっている気がすることがあります。自分はこの人が好きなんだと気づいたり、相手はどうなんだろうかと考えたり、恋に恋してる段階なんですが、次にどうなるのかわからないわくわく感がいいなあ。

 しかも草々さんも喜代美ちゃんも、不器用でなかなか距離が縮まらない所もほほえましくて、見守る気持ちにさせてくれます。


 明日も楽しみです。