食品の安全性 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

 おととし、学校のPTAで食育の講演会があって、内容が衝撃的だったのとこのごろ食品偽装が多いので、思い出しながら、考えることがよくあります。

 

 講演会での話は、○ドナルドのハンバーガーの肉が腐らないことや○タッキーのチキンが遺伝子操作で四本足で、毛をむしる手間を省くため、毛のない状態で生まれてくると言う話などしながら、牛肉、鶏肉、豚肉どれもこういう理由であぶないという、主婦にとってはかなりショックな話でした。焼肉の食べ放題の肉は病気で本来捨てるべき肉を、輸送費さえ払えばいくらでも送ってくれるとか、全部ひとくくりにはできないだろうけれど、そういう実態があるという話に、消費者に見えないところで今食品業界はどこに向かって行ってるんだろうという恐怖を感じました。


 最後に、「それでは、私たちはどうやって安全な食べ物を手に入れればいいんでしょうか。」と、その先生に質問すると、「スーパーに売っているものに、安全なものなどひとつもありません。私は、ネットなどで取り寄せた安全なものを食べています。」と言う答えでした。


 終わったあと、他のお母さんたちと話したのは、「実際問題、スーパーを利用しないのは無理だし、安全性がいくら高くても、値段の高いものばかり買っていては、家計が成り立たない。それに、自分はそれでよくても、そうやって育てられた子どもが大人になって、付き合いや生活のために、ファーストフードやコンビ二を使おうとしても、体がそういうものに拒否反応を起こすようだったら、生きていけないんじゃないか。」といったもので、私もそうだなあと思いましたし、解決案のない講演会って意味があるんだろうかという疑問も残りました。

 簡単な解決案が示せないほど、事は深刻なのかもしれませんが。


 それで、それからスーパーで買い物をしたり料理を作りながら、それでもこの時代に生きているんだから、自分なりにできる、あぶない食品を避ける方法はないだろうかと、折に触れて考えるようになりました。


 この間、友人に聞いてびっくりしたのが、カロリーの低いコレステロールをカットしたマヨネーズはすごくたくさんの添加物が含まれているということです。カロリーは低いほうがいいと思って今まで買っていたけれど、卵を減らした分を補って乳化させ、なめらかなマヨネーズを作るのに何を使うのかという事まで考えて買わないといけないのかと思いました。安いお菓子やパンに入っているカスタードも、添加物がたくさん入っている気がします。


 あまり気にし過ぎると生きていけなくなりますが、1つのものをたくさんとり過ぎないとか、なぜ値段が安いのかという疑問は持ちながら、買い物をするだけでも、少しは違うのかなと思って生活しています。


 ミートホープの元社長が、「消費者が安いものばかり求めるからいけないんだ。」と言ってヒンシュクを買っていましたが、本人が言う資格はないんだけど、それも一理あるなと思いました。値段だけを見て買う消費者がいるからこそ、こういうことが起こるきっかけにはなったと思います。

 安い、便利の前に安全性を、買う側も売る側も考えるようになってくれたらなあと思います。


 こんなに物があふれているのに、危険と隣り合わせの食生活を強いられているとは、皮肉な社会です。