ちりとてちん 12/21 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

工事現場で働く草々さん、髪がのびて再びアフロになりつつある~!!筋に関係ないけどうれし~。

 草々さんが向かった先は、昔草若師匠が住んでいた京都の家だったんですね。寄る辺ない身になっても、やっぱり師匠つながりの縁を求めて行き、荒れ果てた廃屋で思い出の座布団に顔をうずめ、横たわる草々さん。こんな生活を続けていたら、身も心も荒れ果ててしまいそうで、見ているのが辛くなります。


 尊徳さんは、尊建さんの顔の傷も癒えて、別の日に2人会ができることになって、草若師匠の気持ちを案ずる余裕が出てきたようです。これで周りが冷静さを取り戻して、うまく納まる方向に行ったらいいですね。


 小草若さんは、心を入れ替えて修行を始めますが、なかなかうまくいきません。草原さんと四草さんも落語会のネタをやる順番でもめて、喜代美ちゃんにたしなめられてしまいます。

 今までそこにいるのが当たり前だった草々さんが、急にいなくなってしまった穴を埋めるのは、気持ち的にも落語の面でも難しいことを、弟子たちみんなが身に沁みて感じ、テンションは下がるばかりです。

 それにしても、このところの小草若さんの自信のなさと不安そうな表情は、今までとまるで別人のようです。心の底に隠してきた、コンプレックスとトラウマが表に出てきて、本来持っていた良ささえも打ち消してしまったようです。長い間をかけて心に刻み付けられた傷を癒すのは、やっぱり少しずつ長い目で見守っていかなくてはならないものなんでしょう。

 でも、この時期だから、なんとか早く立ち直って欲しいと観ているほうはあせります。


 なんだかな~と思っていた小次郎さんですが、今回はグッジョブ!ふらっと立ち寄った京都で工事現場の草々さんを見かけ、喜代美ちゃんに報告します。


 草々さんの行方がわかったうれしさに、兄弟子たちとの約束も忘れ、本当は殴ったのは小草若さんだと、師匠に話してしまい、エプロンしたまま、会いに行こうとします。「行ったらお前も破門だ。」と言われても耳に入らず、走り去る喜代美ちゃん。

 愛の力はすごいっ!・・・って言ってる場合じゃなくて、この上、一門会で喜代美ちゃんまで抜けてしまってどうするの~?


 草々さんを破門した所から感じていたのですが、草若師匠も不器用なひとなんだなあと思います。

 もっと言えば、徒然亭の人たちみんなどっか不器用で、だからこそお互いの気持ちが通じ合う所があって、寄り添うように生きてきたんじゃないでしょうか。一緒に支えあってきた仲間だから、1人欠けてもだめなんだと思います。

 不器用だから、みんなで助け合うことが必要なのに、師匠がなんだかそのことに気づいてないのか、気づいていてもどうしようもないのか、もうひとつみんなをまとめる役になってなくて、このゴタゴタの落しどころがなかなか決まらないのは、そこなんじゃないかと思います。

 ただ、お酒飲んでやる気を無くしてた頃と別人みたいに師匠の顔になってきましたね。

 この二面性が、小草若さんとちのつながった親子なんだなあというところにまた思い至るんですけど。


 みんながやっと集まって、公の場でやれることになった一門会。

 いろいろあったけど、なんとか無事にみんな参加して、やり遂げた達成感を味わわせてあげたいなあと、ただ願うばかりです。落語がみんなを結びつける核になるものだから。