ちりとてちん 12/12 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

 小浜では、塗り箸大量発注の依頼主が秀臣さんとわかって、注文を断ろうとする喜代美父に、「子どものために蓄えが必要だから受けてほしい」と頭を下げる喜代美母。内密にしていたのに、こんな中途半端な時期に顔を出す秀臣さんに、なにか下心を感じます。


 一方、草々さんと清海はますますラブラブ状態で、それが周知のこととなり、いろいろ話しかけられ、目つきが上の空というか、変にすわってきた喜代美ちゃん。様子を見ていた師匠は、「天災」という新しいネタを喜代美に教え始めます。家事をしながら、ネタの練習をする様子がかわいいなあ。「清海という存在自体が天災」という考えにたどり着く所が、落語チック!


それにしても、「これから起こるどんなことも、天災と思いなさい。」という、小浜に帰る前の親友順ちゃんの言葉は、今となってはすごいナイスアドバイスというか、予言ですね。こんな親友、私もほしいです。こんな親友になりたいとも思います。


 「算段の平兵衛」の字がわからなくて、検索してたら、ウィキペディアにとても詳しく載っていました。


 一箇所、引用します。


 ・・・桂米朝は「悪が栄えるという内容なので、後味が悪くならないように演じるのが難しい。平兵衛をどこか憎めない男とか、共感するようなところあるように描かないと落語として成り立たない」と論じている。・・・


 実際にプロの人がやるのにも難しい演目なんですね。まず、平兵衛に惚れた四草さんの気持ちがわかりかねますが、どこか憎めないようなキャラクターにするために、四草さんにどんなことを師匠は求めているんだろうかと思うと、いろいろ考えてしまって、興味深いです。


 このドラマが面白いのは、主人公に限らず、登場する人がみんな生き生きとした魅力にあふれていて、それを演じる役者さんたちも芸達者ぞろいだということも大きいと思います。


 この頃観る民放のドラマに、夢中になれるものが少ないのはなぜだろうと、腑に落ちないものをずっと感じていたのですが、花形の俳優さん女優さんを使うということが一番で、そこが決まった後に、キャラクター作りやストーリィーが作られて、魅力的なキャラクター作りが二の次になっているからかなぁと思います。キャラクターが魅力的だからこそ、演じているタレントさんが輝くのに。