中学受験もいよいよ終盤ですね


それでもきっと今この瞬間も、まだ挑み続けているご家庭は少なからずいらっしゃると思います


「こんなはずじゃなかった」
「このままどうなってしまうんだろう」


親子で出口の見えない暗闇の中を手探りで歩いているような気持ちになること、ありますよね


親としては代わってあげることもできず、ただ隣で見守るしかない


それが実は一番苦しい‥‥

 

 


今だからこそ、振り返って実感を込めて言えるのですが──


大人になっても人生には必ず


「こんなはずじゃなかった」


「これからどうなるんだろう」


と思う局面が訪れます


誰かだけが特別に不運なのではなく、生きている限り誰もが避けられない感情なのだと思います


それが今回たまたま「中学受験」というタイミングで訪れただけ


早いか遅いかの違いでしかないのかもしれません


そしてこの経験を、どう受け止めどうやり切るか


これがその子のこれからに与える影響は想像以上に大きいと感じています


ムスメは中学受験ではありがたいことに第一志望にご縁をいただきました


けれど周囲を見渡すと、


■第一志望が叶わなかった子
■チャレンジ受験やお試し受験で不合格を経験した子
■補欠の繰り上がりで合格した子

■たまたま受験して受かった子

■全勝した子


本当にさまざまでした


そして大学受験に向けて静かに着実に準備を進めていたのは、実は「中学受験で不合格を経験した子」が多かったというのが私の実感です

 

 


一度負けた経験がある


心から悔しいと思った経験がある


その痛みを知っているからこそ、「次は同じ思いをしたくない」という強い気持ちが芽生える


それが次のチャレンジへのエネルギーになるのだと思います


中学受験は、体調や運、その日のコンディション、生まれ持った地頭の差など、どうしても自分ではコントロールできない不確定要素が大きい世界です


一方で大学受験は、はっきりと

【積み重ねた量】が結果に反映される世界


ムスメの大学受験を通して強く感じたのは、難関国立理系や医学部を目指す場合、「中学時代の3年間でどれだけ地道な土台を作れたか」がその後の志望校選定に大きく左右するということでした


ただ、その中学時代というのが一番心が緩みやすく、一番堕落しやすい時期でもありますし、中1から有名塾に通っていたから安心、ともなりません


「大学受験なんて、まだまだ先」そう思って、勉強から気持ちが離れてしまうことも少なくありません


だからこそ、中学受験で悔しさを味わった子は、その気持ちを心の奥に抱えたまま中学時代もコツコツと勉強を続けられる


【次は必ず】


その心に灯った静かな強い思いが、大学受験で戦い抜く力、強力なモチベーション(火力)になるのだと思います


逆に、中学受験で大きな失敗を経験しなかった子は、心のどこかで

「また何とかなるだろう」

と思ってしまったり、本気で悔しさを味わった経験がないゆえに、勉強へのモチベーションを保つのが難しくなることもあります


……残念ながら我がムスメは、まさにそうでした(^_^;

 

 


中学受験の勝者 = 大学受験の勝者とは限りません


戦うフィールドは確実に変わります


中学受験では輝いていた子が、大学受験では苦戦する


反対に、中学受験で悔しい思いをした子が6年後大きく花開く

 

良くも悪くも「え?あの子が?」と思うような結果は、決して珍しいことではありませんでした


中高の6年間は想像以上に長い


そして、その間に子供は大きく変化します


今は先が見えずに心が折れそうになっているかもしれません


それでもどうかこの辛い経験をただの傷で終わらせず「糧」に変えてほしい


結果がどうであれ、ここまで頑張ってきたという事実は消えません


だからこそ最後の一日まで、最後の一問まで、どうか戦い抜いてほしい


そして親はできることは多くありません


ただそばで見守り、信じて、最後は笑顔で送り出すだけ


この時間はきっと未来につながっています


今はそう思えなくても大丈夫です


「あの時があったから」と振り返る日が必ず来ます