木曜日、舞台「老後の資金がありません」を観てきました。
馬主会の招待でしたが、舞台初めに坪野谷理事長の挨拶で「あ、どこまで読んだかわからなくなっちゃった」とすでに喜劇は始まっているよう。(笑)
今、仕事の大変さが想定外に輪をかけて無理難題が降りかかってきてビックリと、さすがにきつい。
息子の受験の結果も今のところ補欠を含み、予想より厳しい。
正直辛い。仕事も両方。
そんな中、観劇したこの舞台に救われました。
いつも鑑賞する宝塚、劇団四季、歌舞伎、オペラ、ミュージカルとは違う喜劇舞台は初めて?でしたが本当に素晴らしかった✨
この作品は渡辺えりさんと室井滋さんをメインに他のキャストも上手で期待以上でした。
内容はもちろん面白いのですが、脚本も演出もよく練られていて、笑いあり涙あり感動ありの素晴らしい作品だと感じました。
コロナで舞台が軒並み中止になっていた頃、渡辺えりさんが文化庁、経産省、厚労省の担当者らに訴えていた姿を思い出します。
そのニュースを見た時は、役者さん達も生活がかかっているくらいの解釈しかしていませんでしたが、舞台を観てそれだけじゃないとわかりました。
コロナで大変な時こそ、芸術の力がどれだけ人の心を前向きにしてくれるのか。
「文化芸術復興基金」の創設には大賛成です。
音楽を聴いて癒される
韓流ドラマを観て楽しむ
ダンスパフォーマンスに力をもらう
コンサートを楽しみにがんばる、ハッピーになる
あげたらキリがありませんが、周りにいる多くの方もこの経験はしています。
目に見えないものの力を感じます。これからの時代はますますこの傾向が加速されると思います。
去年、医学部から今の仕事までに2ヶ月近く時間があり、家の近くのお店のオープニングを手伝っていた時に女優さんも来ていました。
元々は舞台俳優で、今はNetflixのドラマや深夜のテレビドラマでも活躍されている方でした。
2人で一緒になることが多かったので、いろいろな話をしていると女優になるきっかけについて話してくれました。
もともとエスティシャンだったようですが、仕事や人間関係のストレスに悩まされ続けている時に、ドラマに勇気や力をもらった。自分もそういう風に人を幸せにする仕事がしたいと思ったと。
今ならその意味がわかります。テレビに出ている方は目立ちたいとかキレイだからとか自意識過剰だという偏見もあるようですが、特に舞台をメインにお仕事をされている方は全く違う気がします。
演じることが好きと同時に人のためにという思いもあるのではと。もちろん人それぞれでしょうけど。
こういった喜劇は、感動シーンでは自然と拍手がわき、舞台上と客席との一体感も初めての経験でした。
クラシックコンサートの「ブラボー」とも違います。
太陽のように明るくて聡明な渡辺えりさんと室井滋さん。明るくて暖かくてパワフルでした。
お弁当も美味しかった。
いよいよ客席で飲食ができる時代がきたことにも明るい兆しが感じられます。
豪華なお土産付きでした。
本当に素晴らしかった✨
気分も変わり前向きな自分に戻っていました。
芸術は豊かな生活には必要不可欠です。
これからも応援していきたいと思います。
感動をありがとうございます