「ブルックリン・フォリーズ」(P.オースター)を読んで(再読) | 日々感じたこと・読んだ本

「ブルックリン・フォリーズ」(P.オースター)を読んで(再読)

読んでるうちに、「あ、この本、前読んだな~」と思い出しましたが、話の最後がどうなったか覚えてなかったので、

ええい、ままよっ!と読み進めました。

わずか1年くらい前なのですが、記憶力がよくないなぁと軽い自己嫌悪。

 

話の内容ですが、すごくいい。

主人公の年齢がちょうど私と同じ。感情移入が平易でしたが、逆に自分を赤裸々に見るようで恥ずかしい場面も

少なくありませんでした。

 

しかし、おもしろいな~と思うのは、「家族や親族との絆」です。

 

主人公は半分ユダヤ系との設定ですが、なんだかニューヨークを舞台にしたユダヤ系の主人公の小説って、家族の絆をテーマにしているのがすごく多い気がします(サリンジャーとか)。

 

あと気づけば、同じニューヨークのチャイナタウンを舞台にしたローザンのリディア・チンシリーズも家族や親族との関係があちこちに濃厚に溢れます。

 

これは、マイノリティだからなのか?それともニューヨークだからなのか?

 

ラストシーンからして、なんだか「先行き見えない」運命に翻弄されている私たち、って感じで、

なんだか、自分たち人間のちっぽけさといじらしさを感じさせてくれます。

「いろいろあるけど、人生、捨てたもんじゃない」って感じですね。

 

ちなみに初回時の読書感想はこちらです

ポール・オースター『ブルックリン・フォリーズ』(新潮文庫 柴田元幸訳)を読んで | 日々感じたこと・読んだ本