師匠の言葉 | 桜のつぶやきノート

師匠の言葉

昨日の叡王戦第5局で、伊藤七段が勝ち、藤井八冠が負け、通算成績3勝2敗で伊藤七段が新・叡王のタイトルを手にした。


…なんて文章はほとんど見聞することなくて、新聞やニュースは、

八冠から陥落

失冠

って藤井八冠が負けたことが先行してて、その後に伊藤七段の勝利に触れてるのがほとんど。

うーーん。。。

私個人としては、八冠陥落は残念だったし、その見出し通りの印象なんだけど、

新聞とか公平性を求められる立場でもやはり『失った』ことの方が大事(おおごと)で、『勝った』ことが後回しなのは、世論に配慮なのか?


うまく表現できないんだけど、やーい負けた、負けた、って囃し立てられてるようで、勝った方は、なんか勝っちゃってごめんね、みたいな気持ちになるような気がしちゃう…(絶対考え過ぎだし、大きなお世話だとは自覚してる)。


そんな風に感じてた時に、師匠の杉本八段の言葉を聞いた。


藤井聡太“七冠”に陥落 師匠の杉本昌隆八段は「伊藤匠七段にありがとうと言いたい」「ライバルの存在は不可欠」


弟子を負かした相手に「ありがとう」という言葉を贈れるのは、この敗戦を糧にしてもっと強くなれると信じてるからだと思う。

この弟子にして、この師匠あり。

さすがだと思った。


私としては、八冠達成はすごいことだけど、1つ落として七冠になったところでその凄さは変わらないと思ってる。

追いかける立場より、頂点に君臨し続ける方がどれほど大変か。

追う立場を得たことで、ホッとする気持ちもあるのでは。

八冠だろうが七冠だろうが、応援する気持ちに変わりはない。



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