9月22日の吉田良先生の講演のタイトルは人形の歴史。
縄文時代から始まり現代までというもの。


縄文時代は埴輪というかそういう造形のヒトガタの話ですが。
1万年ほど前…と聞き、某アニメソングが脳内再生されてしまいましたが。
厄災から守るものや色々。
いわゆる仏像なども広義においての人形とされるとか(ヒトガタという意味において)。
江戸時代の、三つ折れ人形がなかなか可愛くて。
これ普通に今でも好きな人多そう、と思いました。
江戸時代から明治大正の生き人形など。
生き人形と言っても、もちろん怪談の話ではなくて、生きているかに見えるほどリアルな人形のお話です。
木組みの人形でしっかり自立する上にポーズも取れる人形の画像が出てきた時は、驚きました。
だってうちの人形自立しませんもの。
ポーズにしてもDDは割と固定できますけど、SD等になると間接の作りによってはなかなか難しかったりしますし。
SDなどに関してはそれこそゴムの引き方次第で、自立するんですよ。
ヒール足とかだとさすがに危なっかしいのでスタンド必須だと思いますが。
海外メーカーさんだとRINGさんは割と自立することで有名ですよね。
ただ、パーツ変えるのにうっかり指を挟んだりすると、青アザになるとは聞いております。
私はヘッドくらいしか変えたことないのでまだその経験はありませんです。

近代の人形の話で中原淳一の名前が出たあたりで、何となく察してしまいましたが、ここで以前のSD買い占めの話が出てきました。
本当にあれはドール愛好者からしても困るよねというような話で、本当に深く頷いてしまいました。
竹久夢二も人形制作をしていたということは知らなかったです。
布人形なので球体関節人形ではないですけど。
布人形もすごいものだなあと。
時間が足りず最後駆け足な感じでしたが。

講演の前に過去の作品展の作品の映像を流されたのですが、個展が1985年とのことでしたが、なんと言いますか、時代を感じさせないというのか。
え、最近の作品ではないのですか? と。
天球儀の中にドールヘッドが入っている作品が、私には妙に中毒性が高かったです。
そのヘッドの横顔がとても私の好きな造形すぎて、この時やっと今私が好きになる造形の系統の元がここなんだろうなあと、気付きました。
私が好きな吉田良先生の人形は少女人形なのですけれど。
私が好きなドールは性別不明気味な所はありますけど(ほとんどが青年です)。
歯が見える造形とかそのへんが好きなのは多分吉田良先生の少女人形を見たのがおそらく残っているのだと思います。
性別も何も違うのですが好きになる系統は同じなのだなあと、今回妙に納得してしまいました。