こんなの、笑い話にしかならない
自分には当たり前だった“永遠”
何の変化も無い自分と、変化していく世の中
その間にある溝を
自分は楽しんでいた
ただ残念なのは
人のときにあった欲望を忘れ
人ならざる欲望に目覚めたこと
何の変化も無い自分は、趣向も変わらない
それは、新しい欲望に目覚めないための
新しい感情を抱かないための
永遠という仕組みに対抗する
メカニズムなのかもしれない
それに矛盾を感じた愚か者たちだけが
自らの“永遠”を投げ出した
生命に満ちた太陽に、すべてを奪い去られていった
そんな事をするのは
自分たちの存在意義に泥を塗る行為だと思った
だから
君を見つけた瞬間も
何も変わらないはずだった
何も目覚めないはずだった
なのに
“永遠”を忌まわしいと感じた
自分の中で何かが狂い始めた
“永遠”であることへの拒絶
欠けてしまった歯車は二度と噛み合わず
歪んでゆく
壊れてゆく
自分が狂う音がする
止められない想いと
止まらない
自壊の音
頭の中に鳴り響く
重い鐘の音
君のいない孤独を超えられないなら
君という炎に焼き尽くされよう
疲弊した心が“永遠”を呪う
時を忘れた躯を呪う
命に溢れる太陽は
今はいない
君の瞳
君の体
君の愛
君に焦がれながら
この世の中に
“永遠”
なんてものは必要ない