春風の暮空を洗い流した風は どこへ向かうのだろう 光は沈み 深い帳が街を飲む わたしは どこから歩き出して どこまで歩き続けるのだろう きみと歩いたり きみに背負われたり きみを見送ったり 見上げた天上 銀色の星 強く吹く夜風 きみのぬくもりを奪ってゆく もう少し もう少し 寄り添って歩いていよう 春が熟すまで