春風の暮 | ・・ 夢と現の朧なる ・・
空を洗い流した風は

どこへ向かうのだろう



光は沈み

深い帳が街を飲む



わたしは



どこから歩き出して

どこまで歩き続けるのだろう



きみと歩いたり

きみに背負われたり

きみを見送ったり



見上げた天上

銀色の星



強く吹く夜風

きみのぬくもりを奪ってゆく



もう少し



もう少し



寄り添って歩いていよう

春が熟すまで