結婚式・中編?
〈そして…結婚式当日〉
結婚式が始まった。
新郎の入場です!
幼馴染Aの晴れ姿…
スゲぇ~小学校から一緒だった友人がお洒落なタキシードに身を包んでいる。。。
な、なんか…これだけで俺泣きそうやん( T_T)
続いて新婦の入場です!
うっわぁ~Tちゃんめっちゃ綺麗!!
結婚式…いいなぁ~( ̄▽ ̄)
「おい!陽永!これみたか?」
うん?せっかく幸せな空気に浸っていたのに…これまた幼馴染Dに促されプログラムにある、出席者の名簿をみる。
こ…これは!?
…スピーチするマイクの目の前に…Aの上司と思われる方々の席が集中している(出席者が迷わないよう、名前と席の場所がちゃんと示されている。ご丁寧に肩書きまで…)
そうだ…今日、俺はただの出席者ではない!
友人代表のスピーチという大仕事があったのだ…しかも、オリジナリティ溢れる。
(大丈夫か?いや、大丈夫だ。なんとかなる!…と思う!」
それにしても、スピーチする目の前にAの上司がたくさん座ってるなんて…
…左側には新婦の親族…真ん中に新郎新婦の仕事関係の方々が座るのか…
やりずらいな…マイクの場所変えてもらえないかな…
右側には新郎の親族か…
うん?…あっ…
新郎側の出席者の席。父親の隣に、一昨年亡くなられたAのお母さんの席があった。ちゃんと名前が出席者として書かれている。
実際の席には、お母さんの写真が飾られていた。
あいつのタキシード姿、お母さんに見せたかったな…
Aから結婚するって話を聞いた時、一番最初に浮かんだのが彼の母親の顔だった。
あと、もう少し生きていられれば…
嬉しい知らせなのに、すげぇ悔しかった。…それは、本人が一番思っている事だろうけど。
でも、天国のお母さんは、今日の日を喜んでる。
その証拠に、最近雪やら雨やら悪天候続きだったのに、今日は朝から雲一つない快晴だった。
生きて出席は出来なかったけど、絶対にこの会場に来てるな…お母さん。
…Aのお母さん、俺のスピーチも見守ってて下さい。どうか、取り返しがつかない程スベって、不穏な空気になりませんように…
それは知らないよ、陽永くん(笑)というAのお母さんの突っ込みが聞こえたような。。。
それにしても、素敵な結婚式場だった。
東京駅に近い公園に隣接しているレストラン。新郎新婦のバックは一面ガラス張りで、もう17時を回っていたが、暮れがけの優しい陽の光が入り込んでいた。
外には隣接する公園の噴水があり、完全に日が落ちるとライトアップされるのであろう。
なんて…ロマンチック(。-_-。)
誓いの言葉、指輪の交換…
ただ、新郎のAはこういう場が苦手な奴である。
誰がどうみても緊張していた。
あまりに緊張しすぎて、声は小さいわ、シドロモドロになるわ…
おい、大丈夫か~!!?
…それに比べて、女は強し!
ガチガチに緊張した新郎を気遣いながらも、気丈にふるまう新婦のTちゃん。
というか、もうすでにこの夫婦、いい感じである。
緊張しているAを支える新婦…ナイス夫婦。
緊張しながらも、一生懸命なAの姿は、会場全体を和ませ、とても幸福な空間を作り出していた。
結婚式は順調に進む。
Aの上司の部長さんなんて、プロか!?と思う程の素敵なスピーチだった。
乾杯があり、お食事が始まる。
お酒も入り、いい感じ。
いやぁ~本当、いい結婚式ね~
『それでは、新婦T様からの友人代表のスピーチです。』
Σ(゚д゚lll)
そうだった!何まったりしてんだ俺は!この後は、新郎の友人代表のスピーチじゃないかーい!
「陽永緊張してる?」
「は?いやいや、俺役者ですから。もっと大勢の前で芝居してますから。おめーこそ、緊張してるんじゃね?」
「俺はほとんど喋らないし。」
「…確かに。」
…やべ、緊張してきた。
パチパチパチパチ(拍手)
『ありがとうございました。それでは、新郎A様の友人代表のスピーチです。』
『三上陽永さん、Dさん、お願いします。』
え?不意をつかれた顔のA。
それもそのはず、AにはDと二人でスピーチするとは言っていない。
おもむろに立ち上がるインド兄弟。
顔がひきつる新郎A。
なぜかスケッチブックを持っているD。
式の初めから流れていたピアノの生演奏を止めるインド兄弟。
顔がひきつるA。
そして…
Aの上司の席が並ぶ目の前に立ち、元気いっぱいに…
「陽永でーす!」
「Dでーす!」
「インド兄弟でーす!」
『ジャガジャ、ジャンジャンジャン
ジャガジャ、ジャンジャンジャン
インドー!』
(ピンクレディのUFO風に)
…スピーチ?が…始まった。
(引っ張る気は全然ないけど、長くなったので、いったんブレイク)
iPhoneからの投稿


